2025/09/26（金）UP
（最終更新：2025/09/26 18:03）

ペットサンコムとの一戦が決まった志朗

　11月2日（日）東京・両国国技館にて開催される『RISE WORLD SERIES 2025 FINAL』の追加対戦カード発表会見が26日に都内で行われた。バンタム級（-55kg）のスーパーファイトとして、初代RISE世界バンタム級王者・志朗（BeWELLキックボクシングジム）vsオムノーイスタジアム認定スーパーバンタム級王者ペットサンコム・ソー・ソンマイ（タイ/ソー・ソンマイ）の一戦が決定した。

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　8月のRISE世界バンタム級タイトルマッチで、玖村将史から3度のダウンを奪う圧勝劇で王座防衛を果たした志朗は「前回3回ダウンを奪えたんですけど、やっぱりKOできず、しっかりとした課題が見えました。今回の試合はこの課題をしっかりクリアしないといけないので、しっかりKOでいきたいと思います」とKO宣言。

玖村将史から右ストレートでダウンを奪った志朗

「ダウンの取り方は良かったのですが、まだ足りないなというのが見えましたし、最近の練習では、体工学じゃないですけど、人の体の急所をどうやって狙うか、タイミング、拳をどう返すかとか、そういうのを徹底していて、あの試合をきっかけにさらに攻撃力も増したんじゃないかなと思います」と前戦で勝利したことで手応えも感じているという。

　今回対戦するペットサンコムは171cmと、この階級では長身の26歳で、戦績は100戦69勝（15KO）28敗3分。昨年10月には『ONE Friday Fights』に参戦し、判定勝利を収めている。RISE・伊藤隆代表は「タイミング、技術に優れた左利きの選手で、力強い攻撃があり、スピードも抜群と聞いています」と説明した。

　23年12月のブンロン・ペッティンディーアカデミー戦以来のタイ人との対決となる志朗は「今回の相手は結構前に行きながらミドルを蹴ってくる選手。最近の練習はパンチが多く、蹴り主体の選手が日本で少なく、いつもと違った練習をしないといけないなと思いますし、やっぱり前に来ると当てやすいですけど、リスクもあるのでそこは結構考えながらやらないといけない」と蹴り主体の対ムエタイに対して警戒する。

　志朗に対戦表明している大﨑孔稀は前回8月大会のメインで試合をしており、その感想を聞かれると「素直に強いなと思うんですけど、人としてはあまり苦手というか（苦笑）。煽ってきて炎上したりしているので、あまりかからないようにしてるんですけど、素直に強い。RISEルールのワンキャッチ・ワンアタック、首相撲全部を活かしてキックボクシングを体現しているので、油断はできないと思いますし、もしかしたら他の団体の選手も含めて相手としては一番強いんじゃないかなと認めています」と評した。

「やらなければいけない相手」がいると語った志朗

　今後の目標を聞かれると「名前は出したくないんですけど、やらなきゃいけない選手がいると思うので、お互いに試合で評価を上げて、ファンと関係者の思う形で決まればいいなと思っています。今は自分はチャンピオンですけど、強い人がいれば誰でもOKなので、いつでも防衛戦をやってもいいよという想いでやっています」とコメント。

　そして、「やっぱり55kgのトップはRISE。他の団体では70kgが盛り上がっていますが、55kgにはRISEも選手がそろってるのでそこはぜひ来てくれれば盛り上がると思います」とK-1ファイターに呼びかけし、「来年は55kgでRISEが大きいことをやってくれると思うので、しっかり結果を残したいと思います」と55kgで世界トーナメント開催してほしいと要望すると、伊藤代表は「今開催しているラストスタンディングのみならず、世界の有名な団体と力を合わせて55kgでそういうことをやりたいという構想はあります」とした。

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