高見亨介、王座統一戦は「4RKO狙う、しっかり倒す」12.17アンダーカード5選手意気込み
高見（右）がサンティアゴ（左）にKO統一宣言
12月17日（水）東京・両国国技館で行われる『U-NEXT BOXING.4』では、堤聖也vsノニト・ドネアの他にも2つの世界戦が行われる。15日の会見では、WBA世界Lフライ級王者・高見亨介（帝拳）が、WBO王者との統一戦で「4R KO」を宣言。V4戦に臨む中谷潤人の盟友アンソニー・オラスクアガ（米／帝拳）も「強みを全て出す、準備万端」と好調をアピールした。
【フォト・動画】高見の強打炸裂KO！相手はコーナーに頭から突っ込む
メインの［堤vsドネア］に続き、セミには［WBA・WBO世界ライトフライ級王座統一戦］として、WBA王者・高見亨介とWBO王者レネ・サンティアゴ（プエルトリコ）が対決する。
高見は今年7月、エリック・ロサを10回TKOで下し、WBA世界ライトフライ級王座を獲得。プロ戦績は10戦無敗（8KO）。対するサンティアゴは今年3月、岩田翔吉に12回判定勝ちしてWBO世界ライトフライ級王座を獲得している。4勝（9KO）4敗。
■高見「サンティアゴはクレバーで、ボクシングにも相手にもリスペクトのある選手。（相手のベルトを見て）（岩田）翔吉くんが持っていたんだなぁ。同じジムの仲間として、帝拳ジムにベルトを取り戻したい。サンティアゴから（対戦要求の）DMが頻繁に来てたけど、最初はめちゃくちゃ無視してたので本当にごめんなさい、謝りたい。4回KO宣言は願望も込みだけど、狙っていくし、倒し切るつもりで“しっかり倒す”と伝えたい」
■サンティアゴ「コンディションは100％まで作ってきた。リングでグレートな試合を見せられると思う。高見はとても良い選手で、早く世界王者になった素晴らしい選手。自分から呼びかけて実現した統一戦で、これは“夢がかなった”。2人の強さを世界に見せる日にしたい」
オラスクアガ（左）が桑原を相手にV4戦
セミセミでは［WBO世界フライ級タイトルマッチ］として、日本でもお馴染みの王者アンソニー・オラスクアガが、同級4位の桑原拓（大橋）を迎える。
オラスクアガは中谷潤人の盟友。24年7月に加納陸を3回KOで王座獲得後、ゴンサレス（1回TKO）、京口紘人（12回判定）に続き、25年9月11日にはカマチョを2回TKOで下して防衛を重ねている。戦績は11戦10勝（7KO）1敗。対する桑原は14勝（9KO）2敗で、世界挑戦は24年5月のユーリ阿久井戦に続く2度目だ。
■オラスクアガ「準備は万全。防衛戦としては4度目になるので、当日は自分の強さとコンディションの良さをしっかり出したい。自分の強みを全部出す。桑原の印象？ すごく真剣そうな顔をしているね」
■桑原「前回（初挑戦）は気持ちの持っていき方が完璧じゃなかった。しかも前回はスパー中に肋骨を痛めて、マックスにできないまま世界戦に入ってしまった。今回は全部が完璧に進んでいて、最高のコンディション。あとは試合をするだけ」
ユーリ阿久井
また、51.5kg契約戦では、元WBAフライ級王者・ユーリ阿久井政悟（倉敷守安）が、元WBOオリエンタル・フライ級王者ヴィンセント・ラカール（比）と対戦。
ユーリは今年3月、寺地拳四朗とのWBC＆WBA統一戦で12回ストップ負けで王座陥落。21勝（11KO）3敗1分。対するラカールは10勝（4KO）1敗の28歳だ。
■ユーリ「前回の試合から9カ月たったけど、本当に良いトレーニングを積んで、また一からボクシングを作り上げてきた。試合当日は“進化したバージョン3.3ぐらい”の自分を見てほしい。この試合に勝たないといけない。その先は、フライ級でもスーパーフライ級でも、チャンスのある方でまた世界チャンピオンを目指していきたい」
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