2025/12/29（月）UP
（最終更新：2025/12/30 00:03）

芦澤（右）とジョリー（左）が対決（RIZIN公式Youtube/RIZIN FF）

　大晦日に開催される『RIZIN師走の超強者祭り』（さいたまスーパーアリーナ）の試合前インタビューが29日に行われ、RIZIN MMAバンタム級戦で対戦する芦澤竜誠（フリー）とジョリー（FIGHTER’S FLOW）が個別取材に応じた。
　芦澤はジョリーに「5分、人生で一番長いと思わせる」と強気の姿勢。対するジョリーも「十字で派手に決める」とフィニッシュを狙う。

【動画】芦澤とジョリー、挑発合戦の危険なシーン

　元K-1の芦澤は、RIZINデビュー戦で太田忍にKO負けも、皇治、昇侍に2連勝。しかし福田龍彌にKO負け、梅野源治に判定負けと連敗中だ。
　対するジョリーは安保瑠輝也チャンネルのメンバーで、ブレイキングダウン（BD）中心に活躍。もともとMMAをやっており、17年の東海アマチュア修斗選手権大会（バンタム級）で優勝経験を持つ。

会見でバチバチとなった両者

　芦澤はジョリーについて「寝技でしか多分来ないと思う。印象もあんまない」と淡々とした口ぶり。
　今回は「俺の“調整試合”みたいな感じ。受けてくれてありがとう」と言い切った上で、「誰とやっても自分のスタイルを貫く。寝技にすらならない」と、グラウンド展開自体を許さない構えだ。

　試合への入り方も、以前のような熱量任せではなく「前は“殺してやろう”みたいな気しかなかったけど、今回は冷静にやるだけ」と語り、梅野戦での反省をどう生かすかがテーマだという。

　さらに芦澤は「技のキレっすね。技のキレが過去一です」と言い切り、ジョリーの“爆発力”が話題に上がると「比べ物にならないぐらい俺の方がある」と断言。「一気に飲み込むとかじゃない。言った通り、いじめてやりますよ。5分、長ぇって思わせる。人生で一番長いって思わせます」と圧勝を宣言した。

　一方のジョリーは今回がRIZIN初参戦。「実はここ数年“5分の試合”を誰にも見せたことがない」と明かし、「落ち着いて、順序立てて決めていくゲームができると思う」と、5分の総合格闘技を見せることを宣言した。

　5分の試合は「多分8年ぶり」で、当時も「2回しかやってないし、1ラウンドで終わってる」といい、「5分3ラウンドは人生初」。ジョリーは「平常心を保ってスタミナ温存できるか。そこが勝負」と、リング上のメンタルコントロールを鍵に挙げ、「俺が平常心さえ保てば、多分打撃でも圧倒しちゃう」と強気だ。芦澤の打撃も「研究してる。対策はしっかり取ってます」と準備を強調した。

　勝ち方については、ジョリーは「勝ちにこだわるのも大事ですけど、“これ勝ったな”と思ったら派手に、思いっきり腕取ったり、思いっきり十字決めたりして、切り抜きでも回るようなパフォーマンスをしたい」と、インパクトのあるフィニッシュを見せたいと意気込んだ。

【動画】芦澤とジョリー、挑発合戦の危険なシーン