吉成名高vs那須川龍心、ファン期待の夢カードに中川会長が語った実現の可能性と条件とは?
RISE2階級制覇王者の那須川龍心(TEAM TEPPEN)が、7月24日にONEへ初参戦してキックルールでトンプーン・PK・センチャイ(タイ)からKO勝ちを収めたことで、ONEアトム級ムエタイ世界王者・吉成名高(エイワスポーツジム)との夢カードが実現するのかネットで話題になっている。この試合についてエイワスポーツジムの中川夏生会長が、27日にYouTube『ムエタイちゃんねる』に出演して実現の可能性と条件を明かした。
【フォト&動画】那須川龍心、ONEデビューの衝撃KO勝ちの瞬間
吉成と那須川の対戦の熱が高まったのは、今月24日に行われたONE Championshipのチャトリ・シットヨートン代表のオンラインインタビューだった。ここで記者から実現の可能性について聞かれたチャトリ代表は、「2、3年後に名高がキックルールを経験してからですね。これは夢の話ですが、実現するならば東京ドームでやりたい」と明かした。
吉成はムエタイルールの世界チャンピオンで、キックルールの試合経験はない。一方の那須川も、ヒジ打ち有りでムエタイルールをしたことはないはずだ。周知のようにムエタイルールとキックルールは、似て非なる競技。ヒジ打ち・首相撲が許されているムエタイと、ヒジ打ち禁止で首相撲の制限があるキックルールとでは、攻防そのものが変わってくる。
それでも対戦が浮上してくるのは、単純にどちらが強いのか知りたいという興味と、吉成と那須川天心の因縁が過去にあるからだろう。
天心がRIZINで活躍していた当時、同じ時期に参戦していた吉成との対戦が浮上した。だが、ここで問題になったのは体重だった。53kgの吉成と55kgの天心は、ルールも違うため互いが歩み寄るしかなく、RIZINが互いの間に入り調整していた。その中で53kgのキックルール、55kgのヒジ打ち有りムエタイルール、54kgのミックスルール、ボクシングルール案まで出ていたという。だが実現しなかったことで、吉成が逃げたという論調も出てしまい、後味の悪い形で終わっている。
そうした背景がある中で、今度は龍心との対戦が浮上してきたというわけだ。
中川会長はチャトリ代表の発言に対して「あくまでも俺の意見で名高が何を言うかは別だけど、キックでやってもいいよ。でも、ムエタイでもやろうよ。それをやらないと良くないよ。キックを受けますよという条件で、勝っても負けても、ムエタイでもやりましょうと。この約束なら全然いい」と提案した。
もしも実現するならば、吉成はキックルール、龍心もムエタイルールを何戦かした方がいいと中川会長は明かしている。両者の体重差はほぼないため、吉成側の意見だけを聞く限りでは実現する可能性はゼロではないということだ。
そして中川会長は「ただONEと名高の契約が2、3年続くかどうか分からない。だったら『超RIZIN』でやりたいね。RIZINファンから立ち技は来ないでと言われるかもしれないけど」と意外なプランをぶち明けた。
ともにRIZIN参戦経験があり、過去の因縁も含めると、たしかに話題になるはずだ。
もちろん、これはファン待望の夢カードであって何も具体的に動いていないことだろう。だが、実現したら大きな反響を呼ぶことになるのは間違いない。
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