UFCレジェンドが公開「呼吸を改善する」魔法の姿勢
UFC殿堂入りした伝説の王者ジョルジュ・サンピエールが、7月31日までに自身のSNSに「呼吸や足首の可動域を改善する」姿勢の動画を投稿し、ネット上で話題になっている。
サンピエールが今回投稿した呼吸や足首の可動域改善の姿勢は、両足を両腕で抱えて背中を壁につける体育座りや蹲踞(そんきょ)の変形のようなものだった。これをサウナで行うのがいいという。
この姿勢についてサンピエールは、「私はいつもこのポジションで時間を過ごすようにしています。それは私の呼吸を良くし、足首の可動域を改善し、背骨を解凍します。母親の胎内で、この立場が初めて経験したものと非常に似ていると思うのは驚くべきことです」とコメントしている。
ちなみに、この姿勢は「息を吐ききる(呼気を補助する)」という点においては医学的な根拠があるようだ。それは、太ももがお腹に強く押し当てられることで腹腔内圧(腹圧)が高まり、横隔膜が強制的に上方向へと押し上げられ、肺の中にある残留空気を効率よく押し出す(呼気をサポートする)作用が働くことになるからだという。
また、体を丸めて膝を寄せると腹筋群が収縮しやすくなり、息を深く吐ききる「努力呼気」が自然に行われるとも言われている。
だが、息を深く吸い込むためには横隔膜が下がり、胸郭(肋骨)が外側・前上方に広がる必要が出てくる。この姿勢だと膝と腹が密着して物理的に阻害され、大きな吸気がしづらくなるメリットも出てくるようだ。
そして足首可動域の改善だが、足首まわりの可動域(背屈可動域)が十分にある人にとっては、ふくらはぎやアキレス腱の強力なストレッチとして十分に機能する。一方で、足首が硬い人やアキレス腱炎や関節障害を抱えている人がこの姿勢を長時間に行うと、アキレス腱の痛みや悪化、足首前部への痛みを誘発する可能性が高くなるという指摘もある。
あくまでも万人は当てはまらず、条件付きで効果があるということなのだろう。
ちなみに投稿を見たユーザーからは「サウナに入ってこれを見たら、私は恐怖を感じるだろう」や「調理されたロブスターになろうとしているのか」、また「これができて、それをタフに見せるのはGSPだけ」といった声もあり、マネをするという声はあまり出ていない印象だ。
ただし、母親の胎内にいる時と酷似しているこの姿勢は、「自律神経の安定(リラックス)」と「背部の緊張緩和」の効果は認められているようで、数分ならば試してみてもいいのかもしれない。
▶次ページは、【フォト】“呼吸や足首の可動域改善”魔法の姿勢
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