日本人世界戦”最速KO”の石井武志に、大橋会長絶賛「このベルトは僕、八重樫、そして石井へ」

大橋会長(右)が、ある”運命”を感じたと言う
9月2日、神奈川・横浜BUNTAIで行われたWBA世界ミニマム級王座決定戦で、石井武志(大橋)が元世界王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)をわずか65秒でKO。日本人による世界戦最速KO記録を樹立した。試合後、大橋秀行会長は、自身、八重樫東、石井へと同級王座がつながったことに「34年前からの歴史を感じます」と感激を語った。
試合では石井が開始直後から距離を詰め、強烈な左ボディから右フックを一閃。メンデスはヒザから崩れ落ち、うなだれたまま10カウントを聞いた。1R1分05秒、石井が大橋ジム6人目の世界王者となった。
■大橋、八重樫、石井へつながった王座
試合後の会見で大橋会長は「このベルトは同じ階級で、僕が1992年、八重樫が2011年、そして2026年が石井。34年前からの歴史を感じます」と感慨深げに語った。

八重樫トレーナー(左)と
さらに、この日は大橋会長のヨネクラジム時代の先輩で、元WBC世界ライト級王者のガッツ石松さんのお別れ会が行われた。大橋会長は「今日は何か、ガッツさんが降りてきたような感じがしますね。ボディブローで、しかも井上(尚弥)の70秒という記録を5秒縮めて、石井が最短記録を抜くとは本当に思わなかった。ガッツさんが降りてきたとしか思えない一日でした」と驚きを語った。
石井も「大橋会長や八重樫さんが持ったベルトを、こうして引き継げたことが本当にうれしい」と喜びを表現。今回が八重樫トレーナーと組んで迎えた初めての試合だったといい、「結果を残して、八重樫さんに少しでも恩返しができたかなと思います」と感謝した。
八重樫トレーナーは「周りの選手たちも『武志は本当に努力する』と認めている。その努力が実った。頑張れば何者にでもなれるという姿を、逆に教えてもらいました」と称賛。大橋会長も今後は統一戦や複数階級制覇を視野に入れ、「この先、そのパンチ力を見せていくことが彼の義務」と期待を寄せた。
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