親の仇!井上兄弟撃破なるか、王者目指す”ナルバエスの息子”、無敗で世界ランク入り
9月27日(日本時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスでWBAフェデラテン・バンタム級タイトル戦が行われ、元世界2階級王者オマール・ナルバエスの息子ジュニア(21)が判定3-0で勝利。2回には左で相手をロープ際まで吹き飛ばすダウンを奪い、9勝(1KO)1分の無敗でWBA世界14位に初ランク入りした。
【フォト・動画】ナルバエスJr.、左一撃で相手をロープまで吹っ飛ばす!
相手は試合前まで21勝(13KO)2敗だったジョナサン・シスネロス(ベネズエラ)。ナルバエスはダウン後もジャブと堅い守りで主導権を渡さず、99-90、98-91が2者の大差で2度目の防衛に成功した。前月までWBA世界15傑の圏外だったが、試合後に発表されたランキングで14位に入った。
■井上兄弟vsナルバエス兄弟、父と叔父が同じ日に敗戦
両家の因縁は2014年12月30日にさかのぼる。井上尚弥が父オマールを4度倒して2回KO勝ちし、井上拓真も叔父ネストルに8回判定勝ち。同じ興行で「井上兄弟対ナルバエス兄弟」が組まれ、ナルバエス側が2人とも敗れたのだ。
当時9歳で父と来日していたジュニアは、オマールの敗戦後、コーナーで涙を拭っていたとスペイン語メディアに報じられている。
ジュニアは幼少期から父の世界戦前にリングでボクシングを実演。アマでは国内23戦全勝で年代別の全国王座を獲得し、南米と世界のユース選手権にも出場した。
2024年8月、19歳でプロデビューし、現在は父オマールがトレーナーを務める。本人は「世界王者になるのは、すべてのボクサー、すべてのアスリートの夢。それ以下では満足しない」と世界獲りを宣言している。
最新WBAランキングでは那須川天心が3位、ジュニアが14位。WBC世界同級王者には、叔父を破った拓真がいる。
ファンからも「ナルバエスの息子が号泣してたのが印象的。その子がプロボクサーになって、ナルバエスがトレーナーってドラマやん」とコメント。
公に“親の仇”を掲げたインタビュー等は見られていないが、父と叔父が井上兄弟に敗れたあの日から約12年、涙を流した9歳の少年は無敗の世界ランカーとなった。父とともに世界王座を目指す先で、井上兄弟との因縁対決は実現するのか。
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