2025/11/29（土）UP
（最終更新：2025/11/29 18:17）

メインで対戦する吉田凜汰朗（左）と切詰大貴（右）

　11月30日（日）東京・後楽園ホールで開催される『NJKF×CHALLENGER 11』の前日計量が29日（土）12：00～都内にて行われた。

　初代IBFムエタイ日本統一スーパーライト級王座決定戦で対戦するNJKFスーパーライト級王者・吉田凜汰朗（VERTEX）は63.20kg、INNOVATIONスーパーライト級王者・切詰大貴（武勇会建速支部）は63.3kgで計量をパスし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

　計量後の囲みで吉田は「最高な感じで調整できました。今回の練習では、作戦内容はいえませんが、そこの部分の反復練習を練習してきて、今回の3分5Rの中でしっかりポイントを取って最後に倒せるように心技体を全て作ってきました」と自信を見せる。

　相手については「自分よりも身長が少し高く、空手がベースなので距離感が近いイメージ」といい、「NJKFのリングでINNOVATIONのチャンピオンとIBFのベルトを懸けて戦うので、NJKFの強さをしっかり証明したい」と気合い十分のコメント。

　また、NJKFバンタム級タイトルマッチで対戦する王者・嵐（KING gym）と挑戦者・山川敏弘（京都野口ジム）は共に53.40kgで計量をクリアー。

　計量後のフェイスオフオフでは、嵐が睨みつけて中指を立てるなど挑発したが、山川は一切応じることなく笑顔で流していた。

　嵐は「相手は生意気だったので明日は1Rで殺します」といい、タイトル防衛後は「やり返さないといけないやつがいるので、必ずあいつを引きずり下ろします。あいつにやり返すことだけを考えています」と昨年11月に敗れている壱・センチャイジムへのリベンジに燃えていることを明かした。

　一方、山川は「フェイスオフで挑発されて全くムカつくことなく、面白かったです（笑）。相手は短期決着を狙ってくるんですか？　僕はそうならないように5Rしっかりムエタイの技術を使って戦いたい」と相手の土俵で戦わずに判定でしっかり勝ちたいとした。

　また、今大会でラストマッチとなる健太（E.S.G）は63.85kgで計量をパス。「125戦してきましたが、生涯一度も計量をミスすることなく終えました。周りの人は『本当に引退するの？』と誰も僕が引退するとは信じてくれませんが、自分自身でもそう思います」と苦笑。

「群馬にいる両親は今までに僕の試合を3、4試合しか生で見たことないのですが、最後ぐらいは来てくれるそうです。38歳になろうとも、親にとって僕は永遠に子供ですから、あまり穴ばかり顔に開けて流血ばかりすると母はショックを受けるので、明日は気を付けたい」とカットされないように戦いたいとした。その他の選手の計量結果は以下の通り。
　
▼第7試合　IBFムエタイ日本統一ウェルター級王座決定トーナメント　3分3R延長1R
亜維二（新興ムエタイジム）＝予備計量でオーバー
佐藤界聖（PCK 連闘会）＝66.35kg