【NJKF】大田拓真、三日月蹴りでオルデンから悶絶KO勝ち！WBCムエタイ世界王座を獲得

2025/06/08（日）UP
（最終更新：2025/06/09 15:42）

ニュージャパンキックボクシング連盟（NJKF）
『KING of CHALLENGER』
2025年6月8日（日）東京・後楽園ホール

▼第 7 試合 WBC ムエタイ世界フェザー級タイトルマッチ 3 分 5R
●アントニオ・オルデン （Orden fight team/WBC ムエタイ世界フェザー級王者）
KO　3R 1分49秒　※右三日月蹴り
〇大田拓真 （新興ムエタイジム/WBC ムエタイ世界フェザー級 9 位/NJKF フェザー級王者）
※大田が新王者となった

　オルデンは、7つのタイトルを持つベルトコレクターで、17年4月にK-1第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント一回戦に参戦し、武居由樹と対戦するもヒジ打ちの反則をしてしまい敗北。23年10月には『ONE Friday Fights 36』でポンシリ・スージーバミーキアオから判定勝ちを収め、24年7月に玖村将史と対戦もKO負けを喫した。

　大田はWBCムエタイ日本統一フェザー級の肩書を持つNJKFフェザー級王者。23年9月のONE初戦でジェルテ・ブロマートを判定で下すと、4月にコプター・ソー・ソンマイをKO撃破も8月はブラジル・Mエチャットにスプリットの判定2-1で惜敗。11月にウェイ・ズーチンから判定勝ちを収めた。昨年2月にはNJKFで、笹木一磨から判定勝ちを収め、NJKFフェザー級暫定王座を獲得。今年2月はTAKAYUKIをKOしてNJKFフェザー級王座を防衛した。

　1R、大田のカーフキックでバランスを崩したオルデンだが、すぐにカーフキックを連続させる。サウスポー構えのオルデンは、素早いワンツーでKOを狙う。さらにオルデンは、インカーフキックを入れてダメージを与えていった。大田はワンツーで押される場面もあったが、様子を見ている印象だ。

　2R、大田はオルデンのインカーフに対して、パンチのカウンターを合わせていく。オルデンはややスピードが落ちている様子で、大田のカウンターが決まる。ここは大田が主導権を握る攻撃が目立った。

　3R、ここが勝負と思ったのかオルデンはパワフルなフックで攻撃。さらにインカーフキックを大田の足に叩き込んだ。大田はディフェンスすると、ミドルキックでオルデンの腕を潰していく。そして、右三日月蹴りをボディへ。悶絶しながら倒れるオルデン。そのままKOとなり、大田が勝者となった。

　新王者の大田は、応援してくれるファンや仲間に感謝を告げると「世界一の実感はないけど嬉しいです」と挨拶した。

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