2010/04/25（日）UP
（最終更新：2021/03/25 02:05）

▼第3試合　ライト級（70kg）　5分3R
○中村大介（U-FILE CAMP.com）
判定3－0　※30－28、30－26、30－25
●天突頑丈（PUREBRED/修斗世界ウェルター級8位・環太平洋同級5位）

　アストラのリングで実現した修斗を主戦場にしてきた天突VSU－FILE CAMPの中村という異色対決。中村は黒のショートパンツにレガース姿で登場。セコンドには吉田秀彦とも対戦した田村潔司がつく。

　1R、中村が鋭いタックルで天突をテイクダウンすると、すぐにアームロックで天突の腕を狙う。天突が亀の状態になると、中村はヒザ蹴りを連打する。これをもらいながらも何とか立ち上がる天突。中村はここで飛びつき腕十字を狙うが、天突がグラウンドでインサイドガードのポジションをキープ。

　背筋を伸ばしてゴツゴツとパンチを落としていく。しかし中村も天突のバランスを崩して見事なスイープ！　中村はストレートアームバーを仕掛けるが、天突も腕を外してた立ち上がる。最後はスタンドの攻防になり、ラウンドが終わった。

　2R、ガードを下げた構えからジャブ、右ローを蹴る中村。天突も右ストレートを伸ばしていくが、中村はバックステップでそれをかわす。離れた間合いから鋭いジャブを突き刺す中村。

　さらにそこから中村がワンツーで飛び込み、天突のサイドに出るようにして左アッパーを突き上げる。中村のワンツー、左フックが立て続けにヒット！　天突も下がることなくパンチを返すが、中村が距離を取って左ジャブ、左フックを当てる。

　天突のパンチでバランスを崩した中村だったが、すぐに天突に組み付いてテイクダウン。そのままバックに回り込んでパンチを連打する。そして残り1分で中村が腕十字！　

　声を出しながら必死に天突のクラッチを切ろうとする中村だったが、天突は何とかそれを凌ぐ。

　3R、左フックから右ストレートの中村。しかし天突が左フックから右ストレートを返してパンチで突進！　コーナー際で連打をもらう中村だったが、下がりながら右ストレート、そして左フックから右ストレート！　これが天突の顔面をモロに捕らえる。天突はそれでも徐々にパンチでプレッシャーをかけていく。ここで中村はタックルでテイクダウンを狙うが天突は倒れない。

　コツコツとジャブを当てる中村。そこに右ストレートをかぶせて前に出る天突。コーナー際で差し合いの攻防になるが、どちらもテイクダウンは奪えない。

　ノーガードでジャブ、右ストレートを当てる中村。声を出しながらパンチで突進する天突。中村が天突を首相撲にとらえたところで試合終了となった。

　判定は3－0で中村。現役の修斗世界ランカーでもある天突から中村が勝利を奪った。試合後、中村は「連敗中だったんで絶対に勝ちたいという気持ちだったんですけど、チャンスがたくさんあったのに仕留め切れなくて。天突選手、凄い選手です。ありがとうございました」とマイクアピールし、今後の巻き返しをファンに誓った。