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【UFC】マクレガーがリベンジ成功、大死闘

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2016/08/20(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

両者死力を尽くしたタフファイトは、得意の左のパンチで何度もクリーンヒットを奪ったマクレガー(左)が勝利

WME-IMG
「UFC202 -Diaz vs McGregor 2-」
2016年8月20日 (土・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス
T-Mobileアリーナ

▼ウェルター級 5分5R
○コナー・マクレガー(アイルランド/UFCフェザー級王者)
判定2-0 ※48-47、47-47、48-47
●ネイト・ディアス(アメリカ/UFCライト級4位)

 4月の引退騒動から約4カ月、近年のUFCを牽引していたスーパースターのマクレガーがようやくオクタゴン(UFCで使用されている金網状のリング)に戻って来た。

 ディアスとは今年3月の『UFC 196』で一度対戦。マクレガーにとっては2階級上のウェルター級での試合であったが、ディアスが2Rにチョークでマクレガーを下し、マクレガーにUFCで初黒星を与えている。

 1R、マクレガーが左ローで先制。右ボディブローからの左フックでディアスがグラつき、続く左フックでダウン。しかし、マクレガーは深追いしないで立たせる。マクレガーは左ローを連発し、ディアスがパンチを打ってくると左フックを合わせる。

 2Rも左ローで攻めるマクレガーは、またも左フックでダウンを奪う。しかし、マクレガーは寝技に付き合わず立たせる。その直後、左ストレートでダウンを奪っても同様。ディアスの顔面が血に染まる。ジャブと左ローで圧倒するマクレガー。

 ところが、打たれてもカモンゼスチャーをしながら前に出てくるディアスにマクレガーは下がり気味。そこへディアスの左右フックが入り始め、マクレガーがバテる。

 3R、ディアスはマクレガーを指さしてニヤリと笑い、パンチを叩き込む。マクレガーも負けじと左ストレート。ディアスのテイクダウンを防ぐマクレガー。

 ステップを踏んで離れるマクレガーをディアスは笑いながら指さし、「どうした!?」と言わんばかり。パンチで攻めるディアスにマクレガーはケージを背負う。ディアスがボディブロー、首相撲からのヒザ蹴りと完全にバテたマクレガーはめった打ちにあう。

 4Rも前に出るディアス。ここでマクレガーの前蹴りが突き刺さり、ディアスは明らかに効いた素振りを見せてしまう。マクレガーはパンチもボディへ。ディアスもパンチを打ち返して効かせるが、マクレガーのボディ攻めに押された。

 死闘となった4Rを経ての5R、ジャブを当てるマクレガーに、それをもらっても前へ出続けるディアス。テイクダウンは防ぐマクレガー。顔面とボディへの連打をマクレガーが決めれば、ディアスも打ち返す。

 ディアスがしつこくテイクダウンを狙うが、マクレガーはケージを背負ってそれを防ぎ続ける。しかし残り40秒、一瞬ヒザをマットに着かせたのはマクレガー。そして残り9秒でディアスがテイクダウン。上からパンチを入れたところで試合終了となった。

 注目の判定は、2-0でマクレガーがリベンジに成功。死闘を制した。

 試合後のインタビューでマクレガーは、「驚いたか。キングが帰って来たぞ。これで1勝1敗だ。ぜひ決着戦をやろう。これまでこちらが階級を上げたのだから、次は155パウンド(ライト級)でやろうじゃないか」と決着戦を提案。

 また、敗れたディアスは「オレはあいつに再戦のチャンスを与えたんだから、今度は3戦目をやろうぜ。ちくしょう。コナー、今日はよくやったな。でもオレらには3度目の戦いが待っているぜ」と答えて、3度目の決着戦が行われる可能性が浮上した。

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約11カ月ぶりのUFC参戦となった水垣(右)だが無敗の強敵ガーブランド(左)に敗れた

▼バンタム級 5分3R
○コーディ・ガーブランド(アメリカ/UFCバンタム級8位)
TKO 1R 48秒 ※パウンド
●水垣偉弥(みずがき・たけや/八景ジム/UFCバンタム級11位)

 2015年9月のUFCファイトナイト・ジャパン以来、約11カ月ぶりに水垣が参戦。対戦相手はここまで9戦9勝(8KO)と無敗を誇り、今後のタイトルマッチ挑戦を見据えるガーブランド。32歳になるベテランの水垣は試合前のインタビューで、「打撃の展開から逃げるんじゃないぞ」とガーブランドを挑発した。

 1R、圧力をかけて前に出てくるガーブランドと果敢にパンチで打ち合おうとする水垣。右フックをヒットさせるが、ガーブランドは左手の平で水垣の右頬を叩くようにすると、その直後に得意の強烈な右フック。

 ダウンした水垣へガーブランドは右のパウンドを連打。レフェリーがストップすると水垣はすぐに立ち上がって続行をアピールしたが、受け入れられることはなかった。ガーブランドが圧倒的な強さを発揮し、タイトルマッチ実現へ大きくアピールした。

 ガーブランドは試合後のインタビューで「まずは主に感謝したい。僕は水垣はベテランとしてリスペクトしていたから、早い時間に倒さないといけないと思っていたんだ。焦らずに狙っていて倒すことができたよ。ドミニク・クルーズ、どこにいる。お前より早い時間で水垣をKOしてやったぞ。お前のアゴもへし折ってやるよ」と、UFCバンタム級王者クルーズへの挑戦をアピール。

 また、敗れた水垣は自身のTwitterにて「負けました!!そろそろUFC の大波の中に飲み込まれてしまいそうです。もう上目指すのは無理なのかなぁ…応援してくれた皆さまありがとうございました」とコメントしている。

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PHOTO=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)

●次ページはアンソニー・ジョンソンvsグローバー・テイシェイラほか

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