TOP > 試合結果 一覧

【UFC】女王ヌネスがタフな挑戦者を最終回TKO、3度目の防衛果たす

フォロー 友だち追加
2018/05/12(土)UP

▼123ポンド契約 5分3R
○マッケンジー・ダーン(25=アメリカ)
一本 1R 2分27秒 ※リアネイキドチョーク
●アマンダ・クーパー(26=アメリカ)
※ダーンは前日計量をクリアーできず、試合は契約体重で実施。

 ダーンはブラジリアン柔術の世界選手権で優勝し、あのギャビ・ガルシアをグラップリング(打撃禁止の組み技限定ルール)の試合で破ったこともある実力者。2016年7月のMMAプロデビューから6連勝をマークしており、今年3月のUFC初戦では強打者アシュリー・ユッダーに判定2-1で勝利している。

 対するクーパーはアマチュアMMAで経験を積み、2014年2月にプロデビュー。プロ3戦目からUFCに参戦している。戦績は3勝3敗だ。

 期待の新星として注目されたダーンだが、前日計量で123ポンド(約55.8kg)となり、女子ストロー級リミット(115ポンド=約52.2kg)を大幅に超過。タイトルマッチ以外の試合は1ポンドまでの超過が認められているものの、ダーンはこの規定も満たせていないため、ファイトマネーの30%が罰金として科され、試合は契約体重で行われることになった。

 1R、ダーンの左ジャブに素早く右ショートフックやワンツーを合わせにいくクーパー。ダーンのパンチはやや大振り気味だが、それでも左ジャブから体重を乗せた豪快な右オーバーハンドをクーパーのテンプルにクリーンヒットさせる。

 この一撃でその場に崩れ落ちたクーパー。ダーンは即座にマウントを奪取して上からパンチを連打する。これを嫌がったクーパーが背を向けたところで、ダーンはすかさずチョークを極めてタップさせた。ダーンが一本勝ちを収め、全勝記録を「7」に更新したが、やはり計量オーバーの印象は拭えなかった。


▼バンタム級 5分3R
○ジョン・リネカー(28=ブラジル/UFCミドル級6位)
KO 3R 3分43秒
●ブライアン・ケレハー(31=アメリカ)

 リネカーは破壊力抜群のパンチを武器に2012年5月からUFCに参戦。当初はフライ級で試合に臨んでいたが、計量オーバーを重ねたため2015年9月の試合からバンタム級に転向した。2016年12月にはTJ・ディラショーと事実上の次期挑戦者決定戦を争い、判定で敗れている(ディラショーはこの次の試合でUFCバンタム級王座を戴冠)。

 リネカーのUFCでの成績は11勝3敗。対するケレハーは昨年6月からUFCに参戦し、現在までの成績は3勝1敗だ。

 1R、リネカーが強烈な右ローで削りながら、さっっそく重たいパンチのコンビネーションを振るう。早くも右ボディを効かされたケレハーは、リネカーが仕掛けた連打の中で左右フックを被弾しダウン。リネカーはすぐに鉄槌を落とすが、ケレハーはガードポジションでしのいで立ち上がる。

 2R、足を使って左右に回り込むケレハーに対し、リネカーは追い掛けながら右ボディから顔面への左フック、左ボディから顔面への右フックを叩き込む。何度も右ボディを被弾したケレハーは顔を歪め、リネカーの回転の速いパンチを前にガードを強いられる時間が続く。

 3R、一矢報いたいケレハーはタックルでテイクダウンに成功。だが、ケレハーはリネカーにスタンドを許し、試合は再び打撃戦に。すると、距離を取ろうとしたケレハーのアゴにリネカーの左フックがクリーンヒット。ケレハーはこの一撃でマットに大の字となった。リネカーが最後に大砲を炸裂させ、KO勝利を飾った。


▽プレリム

▼ミドル級 5分3R
○セザール・フェレイラ(ブラジル)
一本 1R 4分45秒 ※肩固め
●カール・ロバーソン(アメリカ)

▼ヘビー級 5分3R
○アレクセイ・オレイニク(ロシア/UFCヘビー級10位)
一本 1R 1分45秒 ※エゼキエルチョーク
●ジュニオール・アルビニ(ブラジル/UFCヘビー級14位)

▼ライト級 5分3R
○ダヴィ・ラモス(ブラジル)
一本 1R 4分15秒 ※リアネイキドチョーク
●ニック・ハイン(ドイツ)

▼ウェルター級 5分3R
○エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス(ブラジル)
KO 1R 3分12秒
●ショーン・ストリックランド(アメリカ)

▼ウェルター級 5分3R
○ワーレイ・アウヴェス(ブラジル)
TKO 2R 5分00秒
●スルタン・アリエフ(ロシア)

▼ミドル級 5分3R
○ジャック・ハーマンソン(スウェーデン)
TKO 3R 2分10秒
●ターレス・レイチ(ブラジル)

▼ウェルター級 5分3R
○ラマザン・エミーフ(ロシア)
判定3-0 ※三者とも30-27
●アルベルト・ミナ(ブラジル)

▼ミドル級 5分3R
○マルクス・ペレス(ブラジル)
一本 1R 4分28秒 ※リアネイキドチョーク
●ジェームズ・ボクノビック(アメリカ)

フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・ロンダ・ラウジー秒殺KO負け、アマンダ・ヌネスが初防衛に成功

・因縁の対決はヌネスが制すもブーイング

・ガステラムが古豪ビトーを初回TKO

・リョートが無敗アンダースとの接戦を制し、約3年ぶりに勝利

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

関連動画

関連記事

」をもっと見る

【関連リンク】

TOP > 試合結果 一覧