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【UFC】因縁の対決はヌネスが制すもブーイング

2017/09/09(土)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

 

お互いに手数が少なかった一戦は王者ヌネス(左)が終盤にテイクダウンを奪い、判定2-1で勝利

「UFC 215」
2017年9月9日(土・現地時間)カナダ・アルバータ州エドモントン
ロジャース・プレイス

▼UFC女子バンタム級タイトルマッチ 5分5R
〇アマンダ・ヌネス(ブラジル/UFC女子バンタム級王者)
判定2-1 ※48-47、47-48、48-47
●ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス/挑戦者)
※ヌネスが防衛に成功。

7月大会では計量を終え(写真)、あとは試合開始を待つのみとなった試合当日に王者ヌネス(左)がドタキャンした

 当初この試合は7月に実現するはずだったが、王者ヌネスが当日になって突然の試合キャンセル。王者陣営はヌネスの体調不良だと釈明したが、UFCサイドはドクターチェックで問題はなかったと主張。ファンや関係者はヌネスが敵前逃亡したと見る向きが多い。王者にとっては汚名を返上する一戦でもあった。

 1R、ローキックで牽制し合う両者。時折パンチやミドルも繰り出すが、このラウンドはほぼ見合いに。

 2Rも両者はパンチとローを単発でかわすのみ。両者とも反応良く相手のパンチをかわす。終盤、ヌネスが飛び込んでのワンツーをヒットさせ、シェフチェンコも打ち返すとヌネスは三日月蹴り気味の右前蹴りを突き刺した。

2016年12月にはロンダ・ラウジー(左)を48秒でTKOする強さを見せつけたヌネスだが…

 3R、左手を伸ばして大きく距離をとるヌネス。両者ともに飛び込んでのパンチ、バックハンドブロー、バックスピンエルボーを繰り出すが、いずれも単発。レフェリーから消極試合を注意され、観客からはブーイングが飛ぶ。

 4R、ヌネスはジャブ、ロー、三日月蹴り気味のミドルで牽制し、シェフチェンコがパンチを打って来るとパンチや蹴りを返す。シェフチェンコはワンツーでアタックを繰り返すが、ヌネスはディフェンスと返しの攻撃に徹しているためクリーンヒットはなかなか奪えない。

 5R、ブーイングが鳴り響く中、やはり距離を取って攻めないヌネスだったが、いきなりタックルを仕掛ける。これはテイクダウンを奪えなかったが、シェフチェンコのスーパーマンパンチをかわしてのタックルをシェフチェンコが首投げに返そうとしたところで、逆にバックを奪うことに成功。立ち上がるシェフチェンコだがヌネスは離れず再びテイクダウン。下からヒジを打つシェフチェンコだが、ヌネスはしっかり抑え込む。

 試合終了のブザーが鳴ると、シェフチェンコはヌネスのディフェンシブな戦い方によほど腹が立ったのか、下からヌネスを蹴り上げて指をさしながら罵声を浴びせる。ヌネスも“来いよ”とカモンゼスチャーを見せた。

 判定は2-1と割れ、ヌネスがかろうじて防衛に成功。しかし、勝利者インタビュー中にもブーイングが鳴り響くなど、すっきりしないメインイベントとなった。
シェフチェンコは結果に納得できず、試合後のインタビューで「理解できない」と繰り返し、さらに「いつもはジャッジを尊重するけれど、今日の判定にはまったく同意できない。2R、3R、4Rは私が取っていたし、彼女のテイクダウンは全然効かなかった。またベルトに挑むつもり。だってあれは私のベルトよ」とコメント。

 一方、防衛を果たしたヌネスは「きわどい勝利だったとは思わないわ。私にとっては明白な勝利。彼女は数回いいパンチを打ってきたけれど、各Rで優勢だったのは私だし、最終Rで彼女はダウンして、そこで押さえ込んで勝負を決めたわ。キャンプ全体で私は5Rを戦い抜くことに焦点を当ててきた。だからこそ、試合後半を有利にコントロールする準備ができていたんだと思う。この後は地元に戻って、まずハリケーンに直面している自宅やそこで飼っている動物たちの世話をするつもり。その後は1杯のビールで祝杯を上げて、次に何をするか決めるわ」と語った。
 
Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images

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アンジョス(上)がパウンドからの肩固めを極める圧倒的な勝利を収めた

▼ウェルター級 5分3R
〇ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル/UFCウェルター級10位)
一本 1R 3分43秒 ※肩固め
●ニール・マグニー(アメリカ/UFCウェルター級6位)

 元ライト級王者アンジョスがウェルター級転向2戦目で上位ランカーのマグニーと対戦した。

 1R、アンジョスが右ローで転倒させて上を奪う。しっかり抑え込んでのパンチ、ヒジを落とし、マウントポジションへ。そしてヒジ打ちを嫌がって逃げようとしたマグニーに肩固めに移行するとこれがガッチリと極まり、アンジョスが完勝を収めた。

 アンジョスは“チャンピオンに挑戦させろ”とベルトを巻くポーズでタイトルマッチをアピール。「今日は予測していた通りの結果だ。ウェルター級には俺の身長は低すぎるなどと言う連中もいたが、俺は身長の高いヤツらに対して最善を尽くして戦っている。次回はベルトを懸けてファイトしたいね。俺は今やマグニーを倒したんだ。今のウェルター級は幅広いタイプのファイターが集まる階級になっているし、次にタイトルを狙える存在は俺以外に誰もいない。準備は万端だ」とタイトル挑戦に意欲を見せた。

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