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【RISE】那須川梨々敗れる、ベテラン紅絹がRISE QUEEN王座を獲得(全試合結果)

“コリアンモンスター”ソンヒョンが打撃で圧倒し二階級制覇
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2019/07/05(金)UP


ソンヒョン(右)が松倉を下しミドル級王座を獲得

RISEクリエーション
「RISE 133」
2019年7月5日(金)東京・後楽園ホール

▼セミファイナル JISAKU presents 第4代RISEミドル級(-70kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R
○イ・ソンヒョン(韓国/RAON/同級1位、第2代RISEライト級王者)
判定3-0 ※50-47、50-46、50-46
●松倉信太郎(日本/TRY HARD GYM/同級2位)
※ソンヒョンが新王者に就く。

 松倉はK-1甲子園70kg級やKrush YOUTH GPで70kg王者に輝きK-1、Krush戦線で戦ってきた実績を掲げ、昨年6月にRISE初参戦。その相手がソンヒョンだった。延長の末に判定負けを喫したが、その後3連勝(2KO)と巻き返しに成功。RISE王座挑戦までたどりつきリベンジに燃える。

 対するソンヒョンは前RISEライト級王者の肩書を持ち、RISE3階級制覇の裕樹、シュートボクシング世界王者の鈴木博昭、HOOST CUP王者の麻原将平ら日本の強豪を撃破した実績の持ち主。旺盛なスタミナと突進力を武器に、ダウンを奪われてもすぐに回復し逆転勝利することから“コリアンモンスター”と呼ばれる。

 1Rからソンヒョンが積極的に前に出て右ロー、左右のフックから左ボディを振るうと松倉はスイッチしながらローを返していく。ラウンドを重ねても手数が全く落ちないソンヒョンのジャブに苦戦し、松倉の顔面は徐々に紅潮していく。

 リズムに乗るソンヒョンはプレッシャーを強めながら左右のフック、アッパーを打ち込み打撃音を会場に響かせる。松倉も右のロー、ミドルで応戦していくが、パンチの手数はソンヒョンが圧倒。松倉のパンチにも倍にして返す展開が続く。

 最終5Rには、傾いたペースを引き寄せようと松倉は近距離での打ち合いを仕掛けるが、ソンヒョンの的確で、しつこい左ジャブが何度も松倉を突き放し接近できない。終了間際にソンヒョンの右ヒザから左フックに松倉が応戦、左右のフックの打ち合いになったところで終了のゴング。最後まで手数とヒット数で上回ったソンヒョンが判定で大差のフルマーク勝利を収め、二階級制覇王者となった。

ソンヒョン(左)は盟友チャンヒョン・リーへ感謝の言葉を述べた

 ミドル級のベルトを巻いたソンヒョンは日本語で「みなさんこんばんは!」とあいさつ。「チームメイトのチャンヒョンリーが一緒にいてくれてチャンピオンになれた」と、セコンドについていたRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーに感謝の言葉を述べた。そして7月21日に行われるRISE大阪大会において、チャンヒョンを応援してくれるように満員の観客へ呼びかけた。

▶︎次のページはベイノアがダウン奪い再起戦で勝利

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