2019/11/17（日）UP
（最終更新：2019/12/04 08:38）

高いガードのNOBUに山口が隙を縫って右ボディ。山口の高い技術が光る

岡山ジム
『JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定第6回岡山ジム主催興行』（5P目）
2019年11月17日（日）岡山市総合文化体育館メインアリーナ

▼第6試合　セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント　1回戦（B2ブロック）　3分3回戦（延長1ラウンド）
◯山口裕人（山口道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者、元INNOVATIONスーパーライト級王者、元DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王者）
判定3-0（30-29、30-28、30-27）
●NOBU BRAVELY（BRAVELY GYM/KOSスーパーライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WPMF日本スーパーライト級王者）
※山口が準決勝戦進出

　ガードを高く上げジワリとプレシャーをかけるNOBUに、山口は距離を保ちながら左ローを打ち込む。NOBUの右ミドルに対し山口はパンチから蹴り、バックスピンキックと多彩なアプローチ。手数は山口が勝る。
　2RにはNOBUの高いガードを嫌った山口が右ボディ攻勢。3Rにはスリップした山口にNOBUがサッカーボールキックを見舞ってしまうアクシデントはあったが、事故には至らず。終始高い技術で主導権を握った山口が準決勝へコマを進めた。

鬼の形相で右を振るうシジュン（右）だが、小川は技術とタフさの両面で致命打を許さず

▼第5試合　セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント　1回戦（B1ブロック）　3分3回戦（延長1ラウンド）
◯小川　翔（OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本スーパーライト級王者、蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012王者）
判定（29-28、28-29、30-29）
●ジン・シジュン（韓国/Psycho pitbulls/大韓キックボクシングCKSミドル級王者、ヨンナム地域KBC王者、TAS7チャンピオンシップ優勝）
※小川が準決勝戦進出

　関係者・識者から「事実上の決勝戦」と評された一戦。小川が技術を見せると、シジュンがパワーで押し返す展開。プレッシャーを強めるのはシジュンだが、2Rに小川がカーフキックを見せるとシジュンの勢いを殺し、反対に小川がプレッシャーを強める。3Rには多彩な攻撃でシジュンを削りにかかる小川に、シジュンは必殺の右フックの一発を狙う。合間にはヒジの切り合いも見られたが、クリーンヒットなく試合終了。前評判に違わない名勝負は、ジャッジの評価が分かれるスプリットデシジョンで小川が競り勝ち準決勝進出を決めた。