2019/11/17（日）UP
（最終更新：2019/12/06 22:43）

紙一重の攻防を制した小川（上）

▼第10試合 DEEP公式戦ライト級 5分2R
●泉彰洋(BLOWS)
判定0-3　※19-19、19-19、19-19（三者ともマスト判定小川）
○小川道的(柔術兄弟/ALIVE伊勢支部)

　泉は2009年からアマチュア修斗にチャレンジし続け、2014年修斗ウェルター級新人王を獲得。修斗を主戦場としてきたが、今回はDEEPに初参戦。
　一方、小川は柔術をバックボーンとし、キックの経験も持つ。HEAT、パンクラスにも参戦し、今年4月のDEEP大阪大会では網藤雄太を腕十字で破っている。

　1R、お互いに距離を測り合う。パンチで出る小川に対し、泉が残り1分でテイクダウン。小川もケージへ押し込むが、お互い決め手なく終了。
　2Rでは泉もパンチを振ってくるが、小川が組みつき、テイクダウンぎりぎりの攻防。残り1分で小川がテイクダウンし、鉄槌で立たせず終了。
　ジャッジは三者ともに19-19、マスト判定で小川を支持。小川が紙一重の攻防を制した。

中村（右）が差をつけて勝利

▼第9試合 PANCRASE公式戦フェザー級 3分3R
○中村晃司(パンクラス大阪稲垣組)
判定3-0　※29-28、30-27、30-27
●冨田翔市(パラエストラ東大阪)

「稲垣組のホームラン王」こと中村は、2009年パンクラスデビュー。柔道をバックボーンとしながら、得意技はハイキックという型破りなファイターだ。海外でも闘い、ROAD FC13（2013年10月）では、DEEP、HEATでも活躍した韓国の英雄クォン・アソルを左ハイキックでマットに沈めている。
　対する冨田は、地元・三重県で格闘技を始め、現在は大阪を拠点に活動。2018年よりパンクラスに参戦し、2戦目で東京にスピード進出を果たした。今年7月には、大阪でDARANI DATEに勝利している。一緒に練習をしたこともあるという両者。手の内を知り尽くしている者同士、どう闘うのか。

　1R、組みたい冨田だが、中村は付き合わず、ハイキック、ミドルなど足を使っていく。
　2Rでは蹴り足を取られ、ケージに押し込まれた中村だが、逆にテイクダウン。ハーフマウントを取って終了。
　3R、組みつく冨田をパンチで振り切った中村。ハイキックからなんと首を取りに行く。なんとかしのぎ、組みつく冨田だが、ケージへ押したところでヒザがローブローとなってしまう。
　再開後、冨田は最後の力を振り絞りパンチで出るが、中村がしのいで終了。
　30-27、29-28、30-27と差をつけて中村が勝利。

▼第8試合 DEEP公式戦フェザー級 5分2R
●ハンセン玲雄(総合格闘技道場reliable)
判定0-3　※18-20、18-20、18-20
○井上雄斗(パラエストラ加古川)

▼第7試合 PANCRASE公式戦フェザー級 3分3R
●キャプテン禎(修斗GYMS直心会)
TKO　3R 2分29秒　※パウンド
○堂園悠(修和館)

▼第6試合 DEEP公式戦フライ級 5分2R
●藤田健吾(総合格闘技道場reliable)
判定0-3　※18-20、18-20、19-19
○西村大地(BLOWS)

▼第5試合 PANCRASE公式戦バンタム級 3分3R
○増田拓真(総合格闘技道場reliable)
一本　3R 2分21秒　※チョークスリーパー
●田中ハヤトスネ夫(ASH)

▼第4試合 DEEP公式戦ライト級 5分2R
○木村俊也(BLOWS)
TKO　1R 2分18秒　※パンチ
●網藤雄太(スパーク)

▼第3試合 PANCRASE公式戦バンタム級 3分3R
●中村公彦(総合格闘技闇愚羅)
判定0-3　※28-29、27-30、28-29
○修我(総合格闘技スタジオSTYLE)

▼第2試合 DEEP公式戦ストロー級 5分2R
●いちょう“Snufkin”ともなが(総合格闘技道場コブラ会)
判定0-3　※18-20、19-19（マスト判定ふじい)、18-20
○ふじい☆ペリー(総合格闘技道場BURST)

▼第1試合 PANCRASE公式戦フライ級 3分3R
●井上暉也(パラエストラ加古川)
TKO　1R 0分21秒　※チョークスリーパー
○長屋正悟(パンクラス大阪稲垣組)

▼DEEPプレリミナリ―ファイトフライ級 5分2R
○金森功祐(総合格闘技道場コブラ会)
TKO　1R 2分27秒　※レフェリーストップ（グラウンドのパンチ）
●杉岡永輝亜(ブラザーフッドteamKZT)

（試合レポート：佐佐木澪）