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【ONE】チャトリCEOが客入り、修斗vsパンクラスなど評価=100回記念大会総括と展望

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2019/10/14(月)UP

大会を総括するONEチャンピオンシップのチャトリCEO

 最強の台風が去った直後の10月13日(日)、東京・両国国技館で100回記念大会『ONE: CENTURY』が開催された。

 1日2度のフルスケール・イベントを“13時間の長丁場”と称したONE最高経営責任者のチャトリ・シットヨートン氏は、大会後の会見で国内外から詰めかけた報道関係者に「(今回の大会は)大変満足している」と述べた。
 客入りに関しては「台風の影響で第1部のオープン時には少なかったが、時間が経つにつれ席が埋まっていった」と第2部では2階最上段まで、台風被害の中8〜9割埋まったことを評価した。そして10年後を見据えて、今後更なる大きな会場での開催を口にした。

修斗の猿田洋祐のマウントパンチで北方が失神する瞬間。チャトリ氏が修斗vsパンクラスで最も印象に残った選手に猿田を挙げた

 更にパートナー関係を結んだパンクラスの酒井正和代表と修斗・坂本一弘代表へ感謝を述べ、「我々が組めば、日本の格闘技も未来が明るい。20年前の格闘技人気より、さらに深みのあるものをつくりたい」と期待を寄せた。

 第2部で修斗vsパンクラスの王者同士が4vs4で戦ったことを「団体を背負うプレッシャーの中でよく戦った」と評し、この団体戦で最も印象に残った選手は、2R59秒で北方大地(パンクラス/日本)から失神KO勝ちを収めた猿田洋祐(修斗/日本)を挙げた。猿田は試合後、4月に失ったONE世界ストロー級王座を取り返すため、タイトル戦をアピールした。

 会見には第2部で勝利した選手たちが揃いそれぞれに質問が飛んだ。1Rわずか54秒で勝利した青木真也は「いつでも誰とでも、早く試合がしたい」と早すぎる決着に更なる強豪と試合を行いたい様子だった。

今年1月ブアカーオ自らプロモーションする『All Star Fight』ブアカーオと北欧のデストロイヤーが戦うというポスター。ブアカーオはこのとき273戦目。

 また、チャトリ氏はONEで戦う選手について「すでに550人のスターがそろっているが、“契約が切れたらONEに出たい”という他団体の選手もいるから、それにも応えていきたい」と話し、「550人の契約選手には140人の格闘技王者がいる。これは他のメジャー団体をすべて合わせても、達しない数字だろう」と豪語。そして元K-1王者で魔裟斗とも激闘を演じ、ブアカーオ・ポー.プラムック(37=タイ)の名を挙げた。ブアカーオは現在も自らプロモートする『All Star Fight』はじめ、『kunlun Fight』などアジア圏の大会に出場している。

 日本でもかつてムエタイ最強王者と言われたブアカーオに、チャトリ氏は「彼はジョルジオ・ペトロシアンにナンバーワンを証明できるのか。格闘技のキャリアをONEで終えるのはいいと思う」と今回ONEフェザー級キックボクシングワールドグランプリで優勝し、賞金100万ドル(約1億円)を掴んだペトロシアンよりも強いことを証明するよう誘いをかけるように発言した。

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