【ONE】セーマペッチが圧力のロドレックに競り勝ち決勝へ、無敗の絶対王者ノンオーへのリベンジに前進
40歳の遅咲き藤沢彰博がタイのMMA強豪に1回KO勝ち▼総合格闘技キャッチウェイト59.5kg
●ポンシリ・ミートサティート(タイ)
KO 1R 4分55秒 ※左フック
◯藤沢彰博(日本)
タイを拠点にONE参戦をしている藤沢彰博(40=心技道場/TEAM THAI-YO)が59.5kgのキャッチウエイトでポンシリ・ミートサティート(タイ)とMMAで対戦した。
藤沢はタイを拠点にする40歳。26歳で本格的に総合格闘技を始め、移住先のタイで2017年にONEチャンピオンシップの登竜門大会「ONEウォリアーシリーズ(OWS)」に参戦。1R・TKO勝利を収め、ウォリアーシリーズを通じてONE本戦に出場した最初の選手となった。本戦出場後も2連勝(2TKO)を収め勢いづくが、その後3連敗。今回は再起をかけた崖っぷち状態だ。
対するミートサティートはムエタイをベースにONEでMMAデビューから9連勝した後、2連敗から一昨年5月には1Rヒザ蹴りでKO勝ち。しかし19年11月には内藤のび太に判定負け、今年1月にはリト・アディワンに一本負けしており、今回は連敗脱出への再起戦だ。
試合は1Rからミートサティートが積極的にパンチから鋭いハイキックにつなげ、接近戦になれば鋭い右ヒジを見舞い藤沢は受け手にまわる。
キレとスピードのミートサティートの攻撃に対し、藤沢はじっくり動きを見る。そしてミートサティートがパンチで入ってきたところに片足タックルからテイクダウンに成功。上からパンチを落としていく。ミートサティートも下からパンチ、ヒジで反撃。防御しながらサイドポジションからパウンドを落とすがミートサティートは立ち上がる。
残り30秒を切ったところで、藤沢の左フックがヒットし、ミートサティートが仰向けに倒れたところにパウンド、ヒジ打ちから側頭部にヒザを入れていく。ガードしながらミートサティートが立ち上がり右ストレートを放ったところに藤沢の左フックがクロスカウンターの形でミートサティートのテンプルにヒット。ミートサティートはダウンし、レフェリーが試合を止めた。
藤沢は1年8ヶ月ぶりの勝利となり連敗脱出、かつてのKOを重ねた感覚を取り戻したかのようだ。これからの試合が楽しみである。
▼バンタム級ムエタイ
●レオ・ピント(フランス)
判定0-3
◯メディ・ザトゥー(アルジェリア)
▼フェザー級ムエタイ
◯ソーグロー・ペッティンディーアカデミー(タイ)
判定2-1
●ポンシリ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)
▼総合格闘技フライ級
◯ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
KO 2R 1分11秒
●ジョン・シンク(イギリス)
▼フライ級ムエタイ
●ファン・ディン(中国)
判定0-3
◯ファディ・カレッド(チュニジア)
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