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【新極真会】久保田千尋が二連覇達成、菊川結衣は3度目の2位「悔しくて仕方ない」

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2020/11/22(日)UP

菊川(左)が水谷にJFKO国際大会の借りを返し決勝へ

▼女子準決勝1
○菊川結衣(芦原会館)
延長判定 5−0
●水谷恋(久保田道場)

菊川の圧力を渾身の突きで食い止める水谷

 3度目の対戦で、1勝1敗の両者。準々決勝で、菊川は実に6度目の対戦となる手島海咲(神奈川東横浜)を重いパンチと鋭いローで攻め立て3−0判定で勝ち上がり。

 対する水谷は藤原桃萌(福岡)と本戦はほぼ互角も、延長戦では蹴り数の少なくなった藤原に、手数がさらに増したスタミナ十分の水谷が5−0で勝ち上がった。

 準決勝戦前に「思い切って行く」と吹っ切れたように語っていた菊川は、自身の代名詞ともいえる胸パンチをひたすら回り込みながら落とし込む。対して水谷は菊川の空いた腹にショートストレート、ローキックと手数重視の攻め。本戦は2−0菊川の引き分け。

 延長では、変わらず重い胸パンチを落とす菊川に、水谷はローキックが減る。

 中盤から菊川がローキックも混ぜ回転を早めると、水谷は腹パンチを打ち続けるも若干後傾姿勢になり威力も少なめに。

 延長は自分のペースを貫いた菊川が5−0で決勝への切符を手にした。


離れては威力十分の蹴りを放つ久保田

▼女子準決勝
○久保田千尋(久保田道場)
延長判定3-0
●加藤小也香(愛知山本道場)

 準々決勝で加藤は得意のヒットアンドアウェイを封印し、止まらない手数を得意とする浅古麗美(極真会館埼玉木村)に接近戦で臨んだ。加藤は左右に切り返すステップからの止まらないパンチ・ローで、浅古との手数対決を制した。
 対する久保田は準決勝で15歳の新鋭・渡辺小春(武奨館吉村道場)と足を止める打ち合い。最終延長戦までもつれるも、有効打で上回り勝ち上がった。

加藤は胴回しを放つも逆転ならず

 本戦、加藤は準々決勝と同じく左右に切り返すステップで接近戦。止まらず回る加藤に久保田は追いかけ下づき、インローで攻め、1−0加藤の引き分け。

 延長、加藤は中距離を取ってヒザ、ロングのローで攻撃。久保田のパンチをさばきながら手数を出すも、常に距離を詰めすきあらば強打を打ち込み続ける久保田が、有効打の多さで勝利した。


物怖じせず久保田に食いつく渡辺(左)

 女子はトップ4のうち、3人が他流派となった。世界大会優勝者・南原朱里らが不在の中、他流派が躍進した。

 中でも敢闘賞を獲った渡辺小春(武奨館吉村道場)は、準々決勝戦で優勝者の久保田を粘り強い突きで、再延長後の体重判定まで追い詰めた。渡辺はまだ15歳。今後の無差別級や重量級戦線に一気に食い込んだ。


左から菊川、久保田、加藤、水谷

RESULT

女子
優勝:久保田千尋(久保田道場)
準優勝:菊川結衣(芦原会館)
第3位:加藤小也香(新極真会愛知山本道場)
第4位:水谷恋(久保田道場)
敢闘賞:渡辺小春(武奨館吉村道場)
技能賞:手島海咲(新極真会神奈川東横浜支部)

男子の結果=入来建武が2度目の優勝、ベスト8には他流派が半数の激戦

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