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【新極真会】入来建武が2度目の優勝、ベスト8には他流派が半数の激戦

2020/11/22(日)UP

ローキックを効かせた入来が2度目の優勝

NPO法人全世界空手道連盟 新極真会
『第52回全日本空手道選手権大会』
(2日目・最終日)

2020年11月22日(日)※ベルサール六本木にて無観客で開催

▼男子決勝戦

 コロナ禍の中開かれる今大会は、無観客大会となり、全選手・スタッフに抗体検査を実施しての開催となった。
 男子は一昨年の全日本と比べ(昨年は世界大会)、約半数の65名、対して女子は昨年とほぼ同数の37名がエントリーした。

加藤のバックスピンキックが入来を襲う

 決勝戦の両者は14年の全日本大会準決勝で対戦。延長戦の末、3−0で入来が勝利している。しかし昨年の世界大会では加藤が第3位、入来は入賞のベスト8入りを逃すなど明暗が分かれた。
 
 本戦、入来は脱力した構えからノーモーションの直突き、左右のローで攻める。加藤は準々決勝、準決勝とローの蹴り合いを行っているが、足にダメージのある素振りは見せず。入来のスネでのローキックをカットもせずステップを踏みパンチ・ローを返す。

 上段への内回し蹴りなども放つ加藤だが、入来は落ち着いてかわす。中盤、勢いの増してきた入来の右ローで一瞬動きが止まる加藤。効いていることを確信したのか、ラストは入来が回り込みながら左右のローを乱れ打ち。加藤も応戦するが準決勝までの勢いが無く本戦5-0で入来が勝利。

 入来は16年以来の全日本王座に返り咲いた。”世界大会の翌年は、全日本王座未経験者が王者となる”というジンクスがあったが、入来が見事打ち破り、2度目の王座を獲得した。

感極まったように試合後の挨拶をする入来

 入来は試合後のインタビューで「今回は島本雄二選手が出なかったので、新極真のエースとして突っ走るという覚悟で臨みました。自分は勝てない時期がありましたが、諦めずに向かっていけば、まだ優勝できる。そういう姿を見せると思って向かいました」と決死の思いで臨んだ大会だったとコメント。

 さらに「勝てない時期」を克服するため「心の部分の成長が必要だと思い、走り込みや身体作りを積み重ねて臨みました。身体がきつい時、心に(影響が来る)、それでも稽古してきた自信で、安心して動けました。(今回の大会で)心がブレることはなかった」とメンタルと向き合って臨んだ試合だったとも打ち明けた。

総評を述べる緑代表

 新極真会の緑健児代表は「(試合を見ていて)選手たちはしっかり準備していた。(コロナ禍の影響で)力が落ちたとかはない。特に他流派の選手は意識が高いなと感じた」とコメント。
 今回は男子ベスト8に他流派が4名と半数を占め、女子ベスト4では3人が他流派となった。他流派の躍進について「実力も精神も強い選手がたくさん出てきた。新極真側として、もっとこれから選手育成に力を入れ、強い選手を育てることが一番大事だと、この大会を経て目が覚めた」と選手育成に力を入れてゆくと語る。

左から加藤、入来、後藤、江口

 他流派で印象に残った選手として緑代表は「田中裕也選手は一本勝ちを2回もし、非常に強い。これからもっと体力をつけると驚異的な選手になる。また後藤選手もとても強く、加藤選手だからこそ止められた。白蓮会館の福地選手や土橋選手も、これから伸びてゆく」とベスト8に入った4人を称える。
 新極真の選手については「多田(成慶)が頑張ったが、私たち(新極真会)の中では、とても伸びた選手というのが見受けられなかった。組織が一丸となって、3年後の世界大会に向ける」と結果や試合内容を受け止め、強化に力を入れると改めて語った。

▶次ページは準決勝・後藤優太、江口雄智

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