【Krush】技巧派の王者・佐々木大蔵、平山迅を寄せ付けずV2達成、今宵も”アート”を描く
中島（右）が判定勝利
▼第5試合 Krushスーパー・フェザー級／3分3R・延長1R
●伊藤健人（K-1ジム蒲田チームアスラ）
判定0-3 ※28-30、27-30、26-30
◯中島千博（POWER OF DREAM）
中島の左フックでダウンすする伊藤
伊藤は14年にKrushに参戦して以来、コンスタントに試合を重ねて、戦績は22戦9勝(2KO)9敗4分。中国の強豪・ジャオチョンヤンとの拳を交えている。対する中島は空手仕込みの蹴り技とPOWER OF DREAM独特のステップが持ち味のファイターだ。
初回から果敢に蹴り技、パンチを出す両者。2Rには、じりじり圧力をかける伊藤が右フックを強打。中島は左右にスイッチしながら、左ミドルで快音を響かせる。終盤、パンチのコンビネーションをヒットさせた中島が、左アッパーを何度もヒットさせ、左フックで最初のダウンを奪う。さらに、中島が後ろ回し蹴り、ミドルキックで追撃する。
3R、左ミドルを出す中島に、伊藤が果敢に右のパンチで攻める。中島は冷静に左アッパー、右ローと上下に攻撃を散らす。左右のボディ打ちから中に入る伊藤だが、中島が右ストレートをカウンターでヒットさせる。伊藤は最後まで果敢にパンチで攻め続けたが、反撃には至らず。中島が判定で勝利した。
飛びヒザで爆発力を見せる稲垣
▼第4試合 Krushフェザー級／3分3R・延長1R
●龍斗（team NOVA）
判定0-3 ※29-30×2、28-30
◯稲垣澪（K-1ジム大宮チームレオン）
龍斗は元々K-1ジム横浜に在籍していたが、里見柚己率いるteam NOVAに移籍。今回が所属を変えての初陣となる。先月のKrushで里見柚己は堀井翼を相手に進化した姿を見せているだけに、龍斗自身の実力を見せたいところだ。
対する稲垣は、K-1ジム大宮チームレオンのトレーナーとしての顔を持ちながらもここまで2戦2勝2KOの戦績を持つ。格闘代理戦争出身で、強烈なヒザ蹴りでボディをえぐる姿が印象的であった。
1Rから龍斗が右ロー、右カーフキックで攻める。稲垣は飛びヒザで爆発力を見せ、パンチでボディを狙う。2Rには龍斗は右カーフキックを蹴りながら、ヒザ蹴りで応戦。稲垣も良いタイミングで右ストレートをヒットさせる。
3R、稲垣は右飛びヒザで龍斗の顔面を捉え、龍斗をコーナーに詰めてパンチとヒザ蹴りの連打。龍斗はこれをしのぎ、ヒザ蹴りとボディへのフックで稲垣を下がらせる。だが、稲垣のコンパクトな右フックが龍斗を捉えて主導権を渡さない。ジャッジは3者とも稲垣を支持して、稲垣がデビューから3連勝を飾った。
▼第3試合 Krushスーパー・バンタム級／3分3R・延長1R
●三井大揮（WIZARDキックボクシングジム）
KO 3R 3分00秒
○内田晶（チーム・タイガーホーク）
※迦威斗（K-1ジム心斎橋チームレパード）が欠場のため、内田が代打出場
▼第2試合 Krush女子フライ級／3分3R・延長1R
○芳美（日本/OGUNI-GYM）
延長判定3-0 ※三者とも10-9
●ファエゼ・ウィラサクレック（イラン/WSRフェアテックス・イラン）
▼第1試合 Krushライト級／3分3R・延長1R
●明戸仁志（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
KO 3R 0分39秒
○加藤港（WSRフェアテックス三ノ輪）
▼プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・バンタム級／3分3R
○愛瑠斗（健成會）
KO 2R 0分41秒
●光佑（WSRフェアテックス三ノ輪）
▼プレリミナリーファイト第1試合 女子-54kg契約／2分3R
●TOODY NAOMI（月心会ラスカルジム）
判定0-3 ※三者とも26-30
○ARINA（闘神塾）
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