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【五輪柔道】永瀬貴規が豪快に投げ、81キロ級21年ぶり金メダル!「僕の長所は、気持ちで折れずに最後まで攻め抜く姿勢」

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2021/07/27(火)UP

決勝の延長戦で足車で投げ技あり、優勝を決めた瞬間の永瀬(Getty)

 27日(火)、東京オリンピック男子81kg級ではリオ五輪銅の永瀬貴規(27=旭化成)が決勝戦、延長のゴールデンスコアで足車で投げ、技ありを奪い金メダルを獲得した。
 柔道男子81kg級の金メダルは、2000年シドニー大会の滝本誠以来で21年ぶり。東京五輪の柔道男子では4階級連続の金メダルとなった。

【動画】永瀬が足車で投げ優勝を決めるシーン

 永瀬は決勝を含む全5試合のうち4試合を延長の末の勝利。初戦の2回戦から延長戦となり相手の指導3で反則勝ち。以降の延長戦では技ありか一本で勝利する苦しい戦いを勝ち取ってきた。
 準決勝では今年の世界王者で世界ランク1位のマティアス・カス(ベルギー)にも延長戦ゴールデンスコアで僅かなチャンスを逃さず背負い投げで技ありを奪った。

 決勝戦の相手は18年の世界選手権で優勝のサイード・モラエイ(モンゴル)。序盤からモラエイが得意の肩車で積極的に攻める。永瀬はそこを切りながら耐え、押されている印象だ。しかし延長戦となると次は永瀬が積極的に攻め、モラエイは技が出なくなり息が上がり始める。そこに足車が一閃、モラエイの体が宙を舞い畳の上に転がり技あり。ここで永瀬の金メダルが決まった。

 試合後、永瀬はインタビューで「前回のリオで悔しい思いをして5年間、辛い時間のほうが多かったが、このためにやってきてよかった。僕の長所は、気持ちで折れずに最後まで攻め抜く姿勢だと思う。今大会でそれが活かせてよかった」と喜びを語った。

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