【五輪柔道】大野将平が死闘を制し、階級史上初の2大会連続金メダルを獲得
26日(月)、東京オリンピック男子73kg級では五輪2連覇を目指す大野将平(29=旭化成)が決勝戦を含む全5試合を全て技ありまたは一本勝ちで決め16年のリオに続き2大会連続の金メダルを獲得した。
決勝戦の相手はロンドン五輪66kg級で金、今年6月の世界選手権で優勝し勢いに乗るラシャ・シャフダトゥアシビリ(29=ジョージア)。リオ五輪では準々決勝で大野と対戦し開始早々に大野が大外刈りで技ありを奪い優勢勝ちしているが、今回は死闘となった。
▶︎【動画】大野の豪快な内股!頭から落とし技ありを奪うシーン(準々決勝)
決勝戦は、互いに技をかけ合うが延長戦となり、互いに指導を受けるも、大野が奥襟を掴むもすぐに切られ、技につなげられない。
大野に消極的指導で指導が2になる。指導3で反則負けになるため、絶対絶命の状況。
試合は8分が過ぎ、疲れが見え始め、大野が大外刈りを仕掛けるもシャフダトゥアシビリは前のめりに倒れ、ポイントを逃れる。
しかし大野は9分26秒、支釣込足で技あり。連覇を果たした。
大野は初戦の2回戦からルーマニア選手を内股で跳ね上げると相手が宙を舞い頭から落下、そのまま転がすダイナミックな一本勝ち。
3回戦はパワーあるトルコのビラル・チルオールの引き込み技に対し、横四方固めで抑え込み一本勝ち、準々決勝ではリオ五輪の決勝で金メダルを争ったルスタム・オルジョフ(アゼルバイジャン)に内股で跳ね上げ、再び頭から落として転がし技ありを奪うと、続けて小内刈りで技あり合わせ一本勝ちを決めた。
この内股で技ありで小内刈りで技あり合わせ一本勝ちは、リオ五輪の決勝と全く同じ勝ち方だ。準決勝の相手はモンゴルのツェンドオチル・ツォグトバータルと初対戦となり延長戦、小外刈りで技ありを奪い決勝に進んでいた。
優勝した大野は「リオを終えて、苦しくて辛い日々を凝縮したような1日でした。私も29歳、ベテランになりましたが、日本武道館で戦うことも少なくなってきたと実感しましたので目に焼き付けようと思って天井を見ました。今後も倒す稽古を継続していきます」と語った。
▶︎【動画】準々決勝、大野が豪快な内股で頭から落とし技ありを奪うシーン
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