2021/07/28（水）UP
（最終更新：2021/07/28 20:57）

新井千鶴

　27日（火）、東京オリンピック女子70kg級では五輪初出場で17,18年の世界選手権優勝の新井千鶴（27＝三井住友海上）が登場、決勝で技ありを奪う優勢勝ちで柔道男女6個目、女子では2個目の金メダルを獲得した。

　新井は初戦となる2回戦から一本勝ちを重ねた。プエルトリコのペレスに延長戦1分30秒で大外刈りで一本。準々決勝はドイツのスコッチマロに体落としで技ありから押さえ込んで合わせ一本、準決勝は今年5月の国際大会『グランドスラム・カザン』の準決勝で新井から技ありで勝利しているマディナ・タイマゾワ（ロシア）に16分41秒の死闘を繰り広げ、送り襟絞めで極めて一本、リベンジを果たし決勝に進出した。

　決勝の相手はミハエル・ポレレス（オーストリア）。今年の6月の世界選手権で3位に入っている選手だ。開始早々、小外刈りで技ありを奪う新井、続けて内股を仕掛けるがポレレスはそれを堪え、返して投げようとするも新井は耐える。終盤、ポレレスが投げ潰れたところで新井が寝技で攻めると間もなく試合終了。金メダルを獲得した。

　新井は試合後「嬉しい、その一言です。技ありを奪った後も一本を獲るために後悔のないように最後まで攻め続けました」と一本を最後まで追いかけたと語った。
　女子では阿部詩に続く2つ目の金、明日29日は女子78kg級でサンボ女王でもある浜田尚里（30＝自衛隊）が登場、そして個人戦最終日の30日は女子78kg超級の素根輝（21=パーク２４）と続く。さて女子は残る2戦も金メダル獲得なるか。

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