2021/12/31（金）UP
（最終更新：2022/01/11 13:49）

勝利の瞬間、ガッツポーズの伊澤

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『Yogibo presents RIZIN.33』
2021年12月31日（金）さいたまスーパーアリーナ

▼第11試合　RIZIN 女子MMAルール（49.0kg）5分3R
●浜崎朱加（AACC）
TKO　2R 2分50秒　※パウンド連打
○伊澤星花（フリー）

伊澤が下からの蹴り上げをヒットさせる

　浜崎は10年12月にジュエルス初代ライト級王座を戴冠。18年の大みそかには浅倉カンナを破り、RIZIN女子スーパーアトム級王者に輝いた。19年の大みそかではハム・ソヒと激闘を繰り広げるも判定負けで王座陥落。
　しかし昨年大みそかに山本美憂とソヒが返上した王座をかけ対戦し勝利。再び王座に返り咲いた。今年3月には浅倉カンナ、9月に藤野恵実を下して連勝中だ。

　対する伊澤は、レスリング、柔道、女子相撲で実績を残し、20年10月にMMAデビュー。わずか8ヶ月でDEEP JEWELS王者となった。10月にはパク・シウから判定勝ちを収め、超新星として注目を集めている。
　今回はタイトルマッチではなく、ワンマッチとなる。

伊澤がフルマウント状態からパウンド！

　1R、伊澤はジャブを放って組みつき、コーナー際まで運んで、浜崎の足を払ってグラウンドに持ち込む。しかし浜崎はすぐ立ち上がり、アームロックを仕掛けつつグラウンドへ持ち込み逆に上のポジションとなる。
　伊澤はハーフガードからガードに戻し、腕十字を仕掛けるが、これは浜崎が極めさせない。浜崎が右パウンドを振り下ろすと伊澤も蹴り上げで反撃。この蹴り上げを効かせた伊澤は立ち上がって浜崎を追い、組みついてテイクダウン。そこから浜崎にギロチンを仕掛けて1Rを終える。

波乱の番狂わせ！超新星・伊澤、女王・浜崎にTKO勝利！

　2Rも踏み込んで組みついた伊澤は、そこから引き込んでまたギロチンを見せる。だが、ここは浜崎が頭を引き抜く。グラウンドで下になった伊澤は再び蹴り上げを効かせ、三角絞めのロックでとらえる。
　浜崎にパンチも打ち込んでマウント状態での三角絞めとなり、そこからパンチとヒジを連打。浜崎はこれを逃げられず、レフェリーが試合をストップ。伊澤が金星奪取をやってのけた。

　勝利した伊澤はマイクを取ると浜崎、RIZINおよびDEEP関係者、そして練習仲間に感謝を述べ、世界最強を目指し「ジョシカクを引っ張って男子格闘技に負けないぐらいの競技にしたいと思っているので、これからも伊澤星花の応援をお願いします」とファンに志を語りつつアピールした。

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