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【RIZIN】皇治が“魂の喧嘩ファイト”も敗北!激闘を制した”成り上がり”YA-MAN「自分の道は自分で切り開ける」と号泣

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2021/12/31(金)UP

叫びながらパンチを振るYA-MAN

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『Yogibo presents RIZIN.33』
2021年12月31日(金) さいたまスーパーアリーナ

▼第7試合 RIZIN キックボクシングルール(62.0kg)3分3R
●皇治(TEAM ONE)
判定0-2 ※29-30、30-30、28-30
◯YA-MAN(TARGET SHIBUYA)

皇治のボディショットがYA-MANの腹をえぐる

 皇治はK-1からRIZINに移籍後、那須川天心など強敵と戦い黒星続き。しかし今年11月、修斗環太平洋王者・祖根寿麻とのキック戦でダウンを奪った判定勝利を上げた。

 対するYA-MANは、RISEのオープンフィンガーグローブ・ルールで連勝すると、今年11月には”人獣”の異名を持つ中村と激突。バチバチの殴り合いを展開し、1Rダウンを取ったYA-MANが喧嘩ファイトを制している。

 リングコールの時点からリング中央でガンつけあう両者。

 1R、ワンツーで前に詰めるYA-MANだが、皇治の左インローが、モロにYA-MANの金的に入る。1分超のインターバルの後、皇治に注意が与えられ、再開。
 左右フックでロープへ詰め、左フックを次々与えてゆくYA-MANだが、皇治は倒れない。皇治が左ボディを打ちながら前へ出ると、YA-MANの前歯に皇治の頭がバッティング。またも試合が止められる。 

激闘を制し雄叫びを上げるYA-MAN(左)

 再開され、YA-MANが右カーフを入れる、皇治が何度もバランスを崩し、こける。しかし皇治のフック上下がYA-MANに入る。

 2R、打てば当たる距離で打ち合う両者。皇治の左ハイ、左ボディが入る。YA-MANもアッパー、フックを入れるが、両者は倒れず。常に右カーフを入れてゆくYA-MANと、左ボディを忘れない皇治。

 ラスト間近になると、相打ち気味でフックの振り回しあうも互いに倒れない。皇治の左ハイにYA-MANが一瞬止まる。ここからYA-MANが声を出しはじめ、殴る。

 3R、ゴング前、YA-MANが「人生変えるぞ!」と雄叫びを上げる。
 のっけから声を出し、力を込めた左右を入れるYA-MANに、皇治の顔が揺れるも倒れず。皇治の右ボディにYA-MANが一瞬止まる。両者ほぼ足も動かず、額をつけあうような距離で上下のフックを叩きつけ合う。
 YA-MANは声を出し、皇治の息を吐く声が途切れなく続き、ただ殴りあう。これがラストまで続いた。

 ゴングが鳴ると、互いに寄りかかるように抱き合って動けない両者。皇治はYA-MANの頭を笑顔で抱き、長く離さない。

 判定は30-29、30-28と2者がYA-MAN、30-30ドローでYA-MANの勝利。自らの勝利を聞くと、YA-MANは泣き崩れ、その背中を皇治が笑って叩いた。

 YA-MANはマイクで「RIZINの皆さんは知らないかもしれないですけど、自分、家庭環境複雑で、底辺からここまで来ました。僕が伝えたいことは一つで、どんな環境からでも成り上がれるので、今きついと思ってる人たちは、自分の道は自分で切り開けると思うので頑張って下さい。僕は切り開きました」と途中から半泣きでコメントした。

※全試合結果はこちら

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