2022/03/27（日）UP
（最終更新：2022/03/29 11:48）

中野が勝利

▼第7試合第3代ウェルター級（-67.5kg）王座決定トーナメント準決勝3分3R延長1R
〇中野椋太（誠至会/同級2位、S1世界ウェルター級王者）
判定3-0 ※三者ともに30-27
●中島将志（新潟誠道館/同級1位）

　中野は18年に行われた「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で、応募総数16293人の中から第1次審査（BEST1000）を勝ち抜き、第2次審査（BEST100）まで残っている。21年7月にはWBCムエタイ日本ウェルター級王座も獲得。同年11月の『RISE』では蛇鬼将矢にパンチ連打でKO勝利。今月6日の『NJKF 2022 west 1st』で行われたS1世界ウェルター級王座決定戦でチャンスック・バーテックスジムにTKO勝利し、王座を手にした。

　対する中島は新空手出身で、17年にRISEミドル級新人王を獲得。昨年8月『RISE EVOL.9』のメインイベントで森興二に1R KO勝利、続く11月にはシュートボクシングのエース・海人に判定負けを喫しするも粘り強さをみせた。

　 2月23日には、ウェルター級王座決定トーナメント準決勝別ブロックの稲井良弥（TARGET）vs都木航佑（ボスジムジャパン）が行われ、稲井が勝ち進んだ。決勝で稲井と対戦するのはどちらになるのか。

　1R、中野は強烈な右ローキック。中島はパンチを合わせようとするが、中野のカーフキックでバランスを崩してしまう。中野は一気に間合いを詰めてパンチ連打。さらにローキック連発。完全に中野のペースとなった。

　 2R、中野は前へ出てローキック。右ハイキックが入って中島が倒れるもノーダウン。中野が前へ出ると中島は左フックをヒットして、会場が盛り上がる。だが中野はローキックを軸に左フック、ハイキックと矢継ぎ早に技を出して追い込んだ。

　 3R、中島はパンチ連打からローキック。ガードした中野は、右ローキックを入れて追い込む。あと少しで崩れそうになりながらも中島は耐えて、パンチを放ち逆転を狙う。だが中野は強打を返して、これをさせない。判定となり、3-0で中野。決勝戦は中野が進出を決めた。

　中野は「入場曲が違ったんで、自分の曲を鳴らしてほしかった。決勝では、それを流すんで、聞いてください。で、決勝は俺が勝つんで注目しておいてください」とコメント。その場で稲井もリングに上がり、「勝つのは俺なんで」と中野と睨み合い。決勝は面白いことになりそうだ。

大﨑孔稀（右）は再起戦で、龍翔を下した

▼第6試合フェザー級（-57.5kg）3分3R延長1R
〇大﨑孔稀（OISHIGYM/スーパーフライ級5位、BOMバンタム級王者）
判定3-0 ※三者ともに30-28
●龍翔（＝たつと/BLACK☆Jr/同級11位）

　大﨑はBOMバンタム級王座、WMCスーパーフライ級王座、J-NETWORKスーパーフライ級王座など多くのタイトルを獲得してきた実力者。近年は兄の一貴と共にRISEの舞台に上がりKO勝利を飾ると、21年4月にはタイの本場で活躍する福田海斗に勝利してBOMのベルトを腰に巻いている。「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」は兄・一貴がケガで欠場となり、リザーブから本戦へ上がることとなったが、減量失敗で出場できなくなり、今回は階級を上げてのリスタートとなる。