2022/05/02（月）UP
（最終更新：2022/05/02 19:27）

元UFCファイターの石原夜叉坊Zuffa, LLC (c) / GettyImages (c)

　5月2日（日本時間）米国カリフォルニア州で開催された総合格闘技イベント『Urijah Faber’s A1 Combat1』マインイベントのバンタム級マッチにて、元UFCファイターの石原夜叉坊（30=日本）が、ジョゼ・ヘルナンデス（29=米国）に左フックで2R KO勝利を飾った。
【動画】夜叉坊が左フックで復活KO！相手は前のめりダウン

　夜叉坊は11年に修斗でプロデビュー。15年からUFCに参戦し、2大会連続KO勝ちなど脚光を浴びたが、18年2月の「UFC221」でホセ・キノネスに敗れて以降、6戦連続（5敗1分）で勝ち星から遠ざかっていた。

　対するヘルナンデスはCageWarriorsに参戦経験を持つ若手選手。MMA戦績は4勝4敗。

　試合は1R序盤から夜叉坊はダラリと両手を下げたノーガード戦法。相手が懐に入ろうとすると、鋭いフックを強振する。夜叉坊の鋭い右ジャブ、左カウンター、ノーモーションの左ハイ、飛びヒザ蹴りが次々とヒット！ヘルナンデスはあからさまにスタンドの打ち合いから逃げようとする。

　2R、意を決したか、ヘルナンデスが左右フックを振りながら前進。しかし、その動きを見切る夜叉坊は軽やかなバックステップで被弾を許さない。両拳を振りながら突進するヘルナンデスに、夜叉坊の渾身の左フックが炸裂！

　ヘルナンデスが前のめりでダウンすると、夜叉坊が追撃のパウンド連打！レフェリーが試合を止めた。

　2R2分53秒のKO劇に会場は大歓声。石原はこれで4年ぶりの勝利。最高の形で復活の狼煙をあげた。夜叉坊は今回の勝利で、MMA戦績を11勝9敗3分とした。

　夜叉坊は勝利者コメントで「自分を信じて戦った。今日はその姿を見せることができた。これはまだ始まりだ」と英語で力強く語った。

『Urijah Faber’s A1 Combat1』
2022年5月1日（日本時間）米国カリフォルニア州
▼バンタム級マッチ
○石原夜叉坊（日本）
TKO 2R2分53秒　※左フック
●ジョゼ・ヘルナンデス（米国）