2023/05/20（土）UP
（最終更新：2023/05/21 09:23）

大夢（右）との接戦を制し、新王者に輝いた大鹿統毅（左）

Krush実行委員会
「Krush.149」
2023年5月20日（土）東京・後楽園ホール

▼メインイベント（第10試合）　第2代Krushフライ級王座決定トーナメント決勝戦　3分3R延長1R
●大夢（WIZARDキックボクシングジム）
判定0‐3　※三者とも29-30
〇大鹿統毅（K-1ジム総本部チームペガサス）
※大鹿が第二代王者に

　初代王者・大久保琉唯（K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER）が階級を上げるために返上した王座を懸けて行われたワンデートーナメント。決勝戦に勝ち上がってきたのは準決勝で山脇飛翼に1RKOした大鹿と、長野翔に判定勝ちした大夢。

　1R、右ロー、右ミドルを散らして右ストレートを飛ばす大鹿に、大夢が三日月蹴り、距離を詰めてパンチ連打を見せて互角の展開。

　2Rも大夢が出てきたところに大鹿は右ミドル。乱打戦を仕掛ける大夢に、大鹿も右ストレートを当てて応戦。ラウンド終盤には大鹿が左ハイを当てるなど若干有利か。

　3R、一気に仕掛ける大夢に対し、大鹿もパンチ連打を返す。随所で大鹿は左ミドル、右ストレートを当てるもホールディングが多い場面もあり、2度の注意も受ける。お互いに頭を付け合うぐらいの乱打戦に。

　攻撃数で上回った大鹿が判定で接戦を制した。号泣する大鹿は「今日はたくさんの応援ありがとうございました。僕がここまで来れたのは（梶原）龍児さんはじめ、いろんな人に支えられて今ここに立っています。そして、辛かった時にいつも支えてくれたお父さん、お母さん、そして兄弟の支えがあってここまで来れました。これからもっと強くなるので応援よろしくお願いします」とマイクであいさつした。