2025/02/21（金）UP
（最終更新：2025/02/21 09:06）

ピーコック、鈴木真治にKO勝利！©️ONE

ONE Championship
『ONE 171: QATAR』
2025年2月20日（木・日本時間）カタール・ドーハ　ルサイル・スポーツ・アリーナ
▼バンタム級ムエタイ
○ジェイク・ピーコック（カナダ / 英国）
TKO　3R1分29秒　※スリーノックダウンにより
●鈴木真治（フジマキックムエタイジム）

　鈴木はROAD TO ONE JAPAN スーパーライト級ムエタイ日本トーナメント優勝者。23年9月にONE FF初参戦したが、スーブラック・ト・プラン49にKO負けしたが、昨年3月の『ONE 166』でハン・ズーハオからダウンを奪い判定勝利、ONE初白星を飾った。

　対するピーコックは”隻腕のキックボクサー”。胎内にいる時に、胎盤の羊膜が右腕に巻き付き成長することが出来ず、前腕部分が切断状態で産まれてきた。多彩な蹴り技と右腕を生かしたショートレンジのパンチ連打が得意。昨年4月のONEデビュー戦では新城紘平に多彩な蹴り技で圧勝した。

　1R、鈴木はローを連発、下から崩す形だが、ピーコックは前蹴り、ローと巧みに蹴り分け、自分の距離を保つ。ピーコックの絶妙なタイミングの右カーフに鈴木がバランスを崩し倒れる場面も。ピーコックのローから左ストレートがクリーンヒット！鈴木はコツコツとロー、カーフを蹴っていく。

　2R開始すぐからピーコックが攻撃のギアを上げ、鈴木が防戦一方。ピーコックの左ボディからの蹴りの連打に鈴木が下がらされる。左ボディからヒザ、右ヒジ連打で鈴木がたまらずダウン。鈴木は立ち上がるも、ダメージは大きいか、ラウンド最後までピーコックの攻撃を受け続ける。

　3R、後が無い鈴木はパンチを振り前に出るが、ピーコックが強い圧力で押し返しヒザ蹴りからの右ヒジ！　鈴木が再びダウン。仕留めようとピーコックが猛攻、ピーコックの足払いのようなカーフで鈴木がこのラウンド2度目のダウン。鈴木は顔面流血しながら立ち上がったが、再びピーコックのラッシュで3度目のダウン。レフェリーが試合を止めた。

　隻腕ピーコックが圧巻のKO勝利、鈴木は期待さえた連勝はならなかった。

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