2025/02/23（日）UP
（最終更新：2025/02/24 15:28）

愛三（右）は積極的に攻撃して勝利

▼セミファイナル［第10試合］フライ級（-52kg）3分3R延長1R
〇小林愛三（NEXT LEVEL渋谷／同級1位、初代RISE QUEENフライ級王者）
判定3-0　※30-28×2、30-27
●KOKOZ（TRY HARD GYM／同級3位、初代スック・ワンキーントーン女子スーパーフライ級王者）

　愛三は21年に初代RISE QUEENフライ級王座を獲得。23年5月にはEnfusionストロー級王者テッサ・デ・コムとの再戦で敗北し王座陥落となったが、続くMelty輝を判定で下し復活。しかし昨年5月の「RISE178」で小林愛理奈とOFGマッチでバチバチの殴り合いをし、判定負けした。

KOKOZは、パンチをヒットする場面も

　対するKOKOZは初代スック・ワンキーントーン女子スーパーフライ級王者。昨年はONEルンピニーに参戦するなど6戦を行い5勝1敗と好調。12月の「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL」の前戦ではYAYAウィラサクレックとの激闘を制した。

　両者は20年9月の「RISE GIRLS POWER 3」で対戦しており、愛三が判定勝利。4年5ヶ月ぶりの再戦となる。

　1R、愛三は一気に前へ出ると、カーフキック、前蹴り、左ボディを次々と決めていく。KOKOZは下がりながらの右ミドルキック、右のパンチで意地を見せるも愛三の圧力を止められない。

愛三はKOKOZから圧勝した

　2R、このラウンドも愛三が前へ出る。圧をかけてボディブロー、右カーフキックを連続させる。KOKOZは左のパンチから右の蹴りで意地を見せ、愛三にヒットする場面もあった。だが愛三の踏み込んでの右ローキックが強烈で、左ボディも入り追い込んでいった。

　3R、愛三はここでも前へ出るが、KOKOZがカウンターの右を放つ。ここまで見せ場を作れなかったKOKOZだが、パンチが当たる場面もあり、反撃開始かと思われた。だが愛三は、下がらずに右ローキック、ボディブローで追い込んでいく。KOこそ生まれなかったが、愛三がフルマークの快勝となった。

勝利した愛三

　判定勝利した愛三は、「倒すと言って、今日まで考えてきましたが、まだまだでした。今回22周年再起にオファーをかけていただき感謝しています。テッサ選手にリベンジするのはKOが必要なんですが、今年中に実現できるように頑張ります。あと、この試合まで時期が少し空いてしまい、仲間からサポートがあって試合ができました。ありがとうございました。今年で10年、女子の格闘技のトーナメントが開催できるように頑張ります」と挨拶した。

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