2025/02/23（日）UP
（最終更新：2025/02/24 15:28）

数島の神の左が入りダウンを奪い勝利した

RISEクリエーション株式会社
『RISE 186』
2025年2月23日（日）東京・後楽園ホール

▼メインイベント［第11試合］　フライ級（-51.5kg）3分3R延長1R
〇数島大陸（及川道場／同級1位、第2代RISEフライ級王者）
判定3-0　※28-27、30-27、30-26
●松本天志（TARGET SHIBUYA／同級2位）

　前RISEフライ級王者の数島は、昨年11月の『RISE183』で初防衛戦に挑んだが、挑戦者の那須川龍心に1R 2分12秒でまさかのKO負けを喫し、王座陥落となった。

数島のパンチが松本に入る

　対する松本は左ストレートを武器にRISE NEW WARRIORS フライ級（-51.5kg）トーナメントで優勝。その後に数島大陸、那須川龍心と2連敗したが、そこから2戦連続の1R KO勝ち、前戦となった12月には同級5位の麗也を撃破し、3連勝と波に乗っている。

　両者は23年10月の『RISE 172』の［第2代RISEフライ級王座決定戦］で対戦したが、数島が5Rの激闘を制し王座を戴冠した。

　1R、ともにサウスポー構え。松本は左から右のパンチで猛攻を仕掛ける。何発か被弾した数島は棒立ちになる瞬間もあったが、立て直し左のパンチ、飛びヒザ蹴りで反撃。松本の左のパンチがいいが、数島の蹴りからのパンチへつなげるコンビネーションも光った。互角の展開も数島の左が入り、松本がダウン。立ち上がった松本に、数島はパンチ連打して二度目のダウンを奪う。立ち上がった松本にパンチをまとめると、内容の濃いラウンドが終了。

松本はパンチをヒットさせる場面があった

　2R、ラウンド開始とともに数島はパンチをまとめに入ると、息を吹き返した松本は左のパンチを軸に反撃開始。松本は左のパンチから蹴りをつなげる怒涛の攻め。優位のはずの数島が劣勢になり会場が盛り上がる。それでも数島はパンチ連打で逆襲した。

　3R、松本は前へ出て猛攻開始。右、左とパンチが入り、会場が最高に盛り上がる。数島はパンチを返すも、松本のボディブローが入ると動きが止まる場面も。時計を確認する数島。松本はボディ打ちを連発して勢いに乗る。だが数島も左右のストレートを松本の顔面に入れて反撃し、タイムアップ。判定3-0で数島が勝利した。

数島は二度のダウンを奪い判定勝ち

　勝利して涙を流した数島は「泣きたくなかった。前回、1ラウンドで負けて松本選手という強豪が相手で不安で不安で。でも、仲間のおかげで乗り切ることができました。この内容では龍心選手に挑戦なんて、天と地の差がある。これから戦う相手をしっかり倒して、また勝ち上がっていきたいです。最後に、バラの花言葉は、愛なんだよね。キックボクシング、格闘技、RISEを愛していきます。最後に、キックボクサーは泣かないぜ！」と挨拶した。

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