2025/03/03（月）UP
（最終更新：2025/03/03 12:19）

左からX1－VENUS Honoka、前田憲作総合プロデューサー、山田彪太朗、山田彪太朗、登島優音、X1－VENUSAika

　2025年2月24日（月・祝）GENスポーツパレスにて、第7回『立ち技総合格闘技XSTREAM 1アマチュア大会』が開催された。

　今年初の大会は200名が参加、全108試合が展開され、「DEEP☆KICK」との初の共同開催「2025年日本シリーズ」の第1弾「キックボクシング東京代表選考Aクラストーナメント」が開催。対抗戦に出場する東京代表が決定するとあり、熱気あふれる試合が続いた。

　また、毎回豪華なプロ選手がゲスト参戦するオリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」には、シュートボクシングから最強王者ツインズ、SB日本フェザー級王者・山田彪太朗、SB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太（両者ともシーザージム浅草）が登場。

プロも真剣そのもの！SB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太のチャレンジ

　さらにRISEからは登島優音（NEXT LEVEL渋谷）が参戦し、シンガーソングライターの夢を持つ登島は歌声も披露。プロ選手たちの意外な素顔が見える機会に会場は大いに沸いた。

　前田憲作総合プロデューサーもサービス精神旺盛な3名に賞賛を送った。また総評として「常連の選手たちも増え、参加選手たちの技術や実力が格段に進化していることを感じられた大会だった」と述べている。

■禁断の兄弟対決は兄・山田彪太朗が制し、歴代最高記録タイ！弟・虎矢太は「兄に負けたのが一番悔しい」とリベンジを誓う

　大人気企画「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」にはシュートボクシングの最強王者ツインズ、SB日本フェザー級王者・山田彪太朗、SB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太が参戦。両者ともに「最高記録超え」を宣言した。

弟・虎矢太は、兄・山田彪太朗が「弟に負けたら坊主」と宣言していたとリング上で明言

　先陣を切ったのは弟・山田虎矢太。初めてのチャレンジに笑顔を見せつつ緊張の面持ちでリングイン。「戦略は蹴りのペース配分」と話していたように、序盤から安定した蹴りのリズムを刻んでいた。

　打点を見つめ、スピードをコントロールしながら冷静沈着な虎矢太。この競技の分岐点は足に疲労を感じはじめる「魔の30秒」。しかし、虎矢太は「魔の分岐点」30秒を過ぎても安定的に回数を重ねた。

　しかし、残り10秒では表情を何度か歪める場面も、終了のコールと同時に笑顔に。記録は110回。最高記録に一歩及ばず。悔しさを見せながら、次に登場する兄・彪太朗へ「自分に負けたら坊主と言っているので、みなさん期待してください」とプレッシャーをかけた。

最高記録タイが告げられるとこの表情に

　続いて、兄・彪太朗のリングイン。両手を挙げてリングを回り、会場を盛り上げた。「パンチ主体のスタイルのため、あまりキックには自信がない」と話していた彪太朗だが、弟・虎矢太が見守る中、負けるわけにはいかない。

　打点を確認し、覚悟を決め、スタートと同時に的確にキックを打ち込んだ。一切乱れぬ体幹の強さとプロの意地。「ラスト10秒の掛け声」に、勝負をかけて加速したままフィニッシュ。結果は115回で、現在最高記録の保持者である第6代RISEフェザー級王者・安本晴翔の記録に並んだ。あと1回の壁に阻まれ、最高記録を塗り替えることは叶わなかったが、兄弟対決の「坊主」を免れ、安心した表情。

　現在、ゲストの最高記録は山田彪太朗、安本晴翔の115回、そして114回のRISEバンタム級王者・大﨑孔稀の記録と続く。ハイレベルな直接対決の実現なるか！？

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