【PFL】元パンクラス王者・菊入正行が惜敗、ストーリーのTD地獄に苦戦し決勝進出ならず

2025/06/13（金）UP
（最終更新：2025/06/13 18:37）

　6月13日（日本時間）に米国テネシー州ナッシュビルで開催された『PFL 2025 World Tournament 5: Semifinals』のウェルター級トーナメント準決勝にて、元パンクラス王者の菊入正行（29=NEVER QUIT）が、元ベラトール暫定王者のローガン・ストーリー（32=米国）に判定3-0で敗北。優勝候補のグラウンド地獄に苦戦しトーナメント決勝進出を逃した。

【フォト&動画】菊入、スタンド打撃で攻勢も、ローガンのテイクダウン地獄に苦戦！

　菊入は第14代ウェルター級キング・オブ・パンクラシストでキャリア11勝で8KOと日本を代表するストライカーだ。23年4月にベラトール参戦し2連続KO勝利すると、今年4月のPFLウェルター級トーナメント1回戦でヤニス・バサールをKO撃破した。

　対するストーリーは大学時代NCAAディビジョン1で4度のオールアメリカンに輝いたレスリングエリートで元ベラトール・ウェルター級の暫定王者。トーナメント1回戦ではジョセフ・ルシアーノを判定勝利した。通算成績は17勝3敗。今トーナメントの優勝候補と見られている。

　試合は1R、ストーリーがボディロックから菊入をテイクダウン。トップからヒジ、パウンド連打を落とし、菊入を苦しめる。2Rはストーリーのタックルに対処し始めた菊入がスタンド打撃で反撃し、盛り返す。

　しかし最終3R、ストーリーがしつこくタックルで攻め続け、グラウンドコントロールで優位に。菊入の反撃を許さなかった。

　判定3-0でローガンに軍配。レスリングエリートのローガンがタックルからの硬いグラウンドで菊入を完封した。

　もう一方の準決勝では、無敗のサド・ジーン（米国）がジェイソン・ジャクソン（ジャマイカ）に判定勝利。決勝でストーリーはジーンと対戦することとなった。

PFL
『PFL 2025 World Tournament 5: Semifinals』
6月13日（日本時間）米国テネシー州ナッシュビル
▼ウェルター級トーナメント準決勝
○ローガン・ストーリー（米国）
判定3-0　※30-27、29-27、29-28
●菊入正行（NEVER QUIT）

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