頭突きにブチ切れ!試合放棄し、37秒で“負け”に…ファンは賛否両論
5月23日(現地時間)ベルギー・ブリュッセルで開催された『PFL Brussels』では、キックボクシング界のベテラン、ジョー・シリング(米国)がMMAライトヘビー級に参戦。しかし試合開始わずか37秒、相手の“頭突き”反則に激怒したシリングが続行を拒否。相手のTKO勝利となる異例の幕切れに。ネットでは「プロなら続けるべき」「怒りはわかる」と炎上している。
■2019年以来のMMA復帰戦
シリングはGLORYやBellatorで活躍したストライカーで、今回が2019年以来となるMMA復帰戦。最後のMMA勝利は19年で、その後はカラテ・コンバットに出場してルーク・ロックホールドにKO負けを喫していた。
相手は、元GLORYキックボクシングのライトヘビー級王者ドネギ・アベナ(スリナム/オランダ)で、これがMMAデビュー戦だった。
■開始直後のグラウンドで頭突き反則
試合は開始早々からグラウンドの展開に。アベナが上のポジションを取ると、下になったシリングのガードから明らかな頭突きを放った。シリングは頭を動かして直撃を避けたが、すぐに「ヘッドバット!」と反応。レフェリーが試合を止め、アベナに1点減点を科した。
しかし、問題はその後だ。レフェリーが試合を中断前のグラウンドポジションから再開しようとすると、シリングは激怒。「クソったれ!頭突きだぞ!?試合は終わりだ!」とケージ内を歩き回り、納得しなかったのだ。
■「反則したのになぜ同じポジション?」
減点処分後、シリングは一度は下からの再開に同意したように見えたが、自分の腕のポジション(ダブルオーバーフック)が認められないことに再び怒りを爆発させた。
「ダメだ、ダメだ。あいつが反則したのに、お前は同じポジションに戻すのか」とシリングは抗議。立ち上がると「試合を止めろ、止めろ」と叫び、続行を拒否した。
レフェリーは試合を続けなければ敗北になることを示したが、シリングは応じず。そのままケージを出ようとし、試合は終了。アベナが1R37秒、TKO勝利(選手が続行を望まないため)となった。
■反則を受けた側が“負け”に
シリングはケージを出る直前には、PFL関係者に向かって「これがお前らが契約した選手か!?お前らのボーイか!?」と怒鳴る姿も。
反則を受けた側が怒って試合を拒否し、そのまま敗者になるという異例の展開に、海外ファンの反応も割れている。
SNS上では「頭突きは明らかな反則」「シリングの怒りは理解できる」「なぜ不利なポジションから再開なのか」と同情する声がある一方、「減点されたのだから続けるべきだった」「プロなら試合を投げ出すべきではない」「グラウンドから逃げたかっただけでは」と厳しい意見も出ている。
シリング本人もInstagramストーリーで頭突きのスロー映像を投稿し、「これは噛みつきと同じ意図的な反則だ」とコメントしている。
■復帰戦は37秒で黒星
シリングにとっては約7年ぶりのMMA復帰戦だったが、結果はわずか37秒での黒星。MMA戦績は4勝7敗となった。アベナはMMAデビュー戦を白星で飾ったものの、反則からの混乱による勝利という、何とも後味の悪い初陣となった。
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