【ボクシング】ウィテカーがダンスボクシングで沸かすも後半大ピンチ!ダウン寸前も王座挑戦権獲得
[IBF世界ライトヘビー級最終挑戦者決定戦]
4日(日本時間)、英バーミンガムのユーティリタ・アリーナ
英国ライトヘビー級の注目株ベン・ウィテカー(29=英国/同級3位)が、コナー・ウォレス(30=北アイルランド/同級2位)と激突。序盤からペースを握り、得意のダンスボクシングも飛び出したが、終盤には大苦戦。3-0の判定勝利を収め、WBCシルバー王座を防衛するとともに、IBF世界ライトヘビー級王座への挑戦権を手にしたが、スタミナ面に課題を残した。
直近4試合をすべて2R以内に仕留めていたウィテカー。序盤は持ち前のスピードを発揮し、鋭いジャブから右を狙う。サウスポーのウォレスも軽快なフットワークから左を返すが、ウィテカーがKOを狙ってパンチをまとめる場面もあり、主導権を握る。試合中には得意のダンスパフォーマンスも飛び出し、会場を沸かせた。
しかし終盤、試合の流れが一変する。10R、ウォレスがプレッシャーを強め、左ストレートをヒットさせるなど猛攻。左右のパンチを当てていくと、ウィテカーはクリンチでしのぐ場面が増え、苦しい様子を見せた。それでもラウンド終盤には右を打ち返してヒットさせるなど、まだ余力を見せた。
そして迎えた最終12R、ウォレスが猛攻。再び強烈なパンチの連打を浴びたウィテカーは、クリンチでしのぐ。ダメージがあったのか、クリンチの最中に膝をつく場面もあったが、レフェリーはダウンとは判定しなかった。ウィテカーは終了のゴングまで耐え抜いた。
判定は117-111、116-112、115-113でウィテカー。ジャッジ3者がウィテカーを支持する判定勝利となり、戦績を13勝(9KO)無敗1分とした。
試合後、ウィテカーは後半について「集中力を切らしてしまった」と反省。キャリア初の12Rを経験し、世界挑戦への切符をつかんだ一方、終盤に露呈したスタミナと守備面には課題を残した。
圧倒的な才能を見せながら、最後は絶体絶命のピンチを乗り越えたウィテカー。世界タイトル挑戦権を獲得したが、この経験をどう生かすのか注目される。
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