衝撃KO、まるでロッキーだ! わざと殴らせる激闘で期待…も一転、ロープ外へ崩れ落ちるKO負け=ボクシングヘビー級
12月20日(日・日本時間)に米サンアントニオ・アラモドームにてカネロvsスミスの『WBAスーパーミドル級統一戦』の前座でヘビー級ワンマッチが行われた。
WBOヘビー級10位のフランク・サンチェス(28=キューバ)は、身長193㎝で、198㎝のリーチから繰り出す強打でプロ16勝(12KO)無敗、KO率7割のキューバのホープだ。昨年8月に4R TKO勝ちでNABO北米ヘビー級王座についている。
対するジュリアン・フェルナンデス(27=メキシコ)は14勝(11KO)2敗でKO率64%、身長193cm、リーチは204cmでリーチはサンチェスを上るが無名のノーランカーだ。
1Rからサンチェス、フェルナンデスともに強打を出すがサンチェスの強打が上回り、2Rには早くもサンチェスの強打の連打にフェルナンデスが打たれ防戦一方に。KOは近いと感じさせた。
しかし、フェルナンデスは鼻から血を流し、強打を貰っても耐え続け、パンチを返す。その打たれ強さで激戦の様相を呈してきた。
そして5R終盤にサンチェスの強い右ストレートでフェルナンデスがロープ際までぐらつくと、自分の頬を叩いてみせ「カモン、カモーン!」もっと打って来いと、何度もサンチェスを挑発。サンチェスのパンチに被弾しても、手招きして再び「カモーン!」。これに解説陣は「最高のバトル!こんなシーンは滅多に見れない。フェルナンデス、メキシコ版のロッキーだ!」と興奮気味。観客も大いに湧いた。
しかし7R、ロープ際でフェルナンデスの右に合わせたサンチェスの右ストレートがヒット、ぐらついたフェルナンデスに止めの右フックがクリーンヒットすると、フェルナンデスはロープの外に飛び出し仰向けにダウン、衝撃のKO負でダウンまで映画のようだった。しばらく起き上がれなかったフェルナンデスだったが、起き上がると会場から健闘を称える拍手が沸き起こった。ロッキーのように最後に勝つことはできなかったが今後のフェルナンデスの活躍に期待したい。
この勝利でサンチェスは今年3度目の勝利をマークし、プロ通算17勝(13KO)無敗となった。
▶次のページは[動画]ロッキーのように「カモーン!」と挑発、そして最後のKOシーンの動画
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