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【RISE】これぞタイマン！YA-MANが白鳥にダウンを奪われ判定負けするも、怒涛の追い上げ魅せる

2022/10/15（土）UP

YA-MANからダウンを奪った白鳥

RISEクリエーション株式会社
『RISE WORLD SERIES 2022』
2022年10月15日（土）東京・大田区総合体育館
▼セミファイナル（第10試合）　SuperFight! スーパーライト級（-65kg） 3分3R延長1R
〇白鳥大珠（TEAM TEPPEN）
判定3-0　※三者共に29-28×3（2Rに白鳥の上段ヒザ蹴りダウンあり）
●YA-MAN（TARGET SHIBUYA/ライト級10位）

白鳥のパンチがYA-MANを襲う

　白鳥は卓越したテクニックを武器とし、19年2月には第5代RISEライト級王者を戴冠。同年9月にはRISEワールドシリーズに優勝し世界王者に。昨年はRIZIN KICK ワンナイトトーナメントで優勝と、輝かしい実績を残してきたが、近年は原口健飛や直樹に敗北。今年6月『THE MATCH 2022』ではゴンナパー・ウィラサクレックにKO負けを喫した。

【フォト】顔面流血も猛攻するYA-MAN

　YA-MANは真っ向勝負を信条とし、21年5月よりRISEでスタートしたオープンフィンガーグローブマッチでは3連勝、大晦日のRIZINで皇治に勝利するなど大ブレイクを果たしたファイター。今年6月の『THE MATCH 2022』では、K-1の芦澤竜誠を初回KOし、絶好調だ。

顔面から流血も、パンチで攻めていくYA-MAN

　”イケメン狩り”を掲げ下剋上を狙うYA-MANか、THE MATCHの敗北を払拭し、再度世界へ駆け上がりたい白鳥か。

　1R、いきなりノーガード気味で挑発するYA-MAN。下がるサウスポーの白鳥に、YA-MANが構わず間合いを詰め、フックをぶん回す。白鳥は落ち着いてストレートから顔面ヒザを入れる。白鳥の左ストレート、左ミドルを何度ももらいながらもノーガード気味で突っ込んでぶん回すYA-MAN。

白鳥も反撃

　2R、YA-MANの右まぶたが流血。ストップからの再開後、白鳥の左ハイ直後の左ヒザがモロにはいり、YA-MANがダウン。立ち上がったYA-MANだが、白鳥のロングレンジのパンチ、さらには飛びヒザが良く入る。
　YA-MANは闇雲にパンチを振るうが拳に力がない。ボディを狙うYA-MANだが、白鳥が顔面をタコ殴りに。ラストはYA-MANがロープに白鳥を詰めボディを打つが、若干手打ち気味か。

白鳥が判定勝利

　3R、YA-MANが詰めて右ストレートをクリーンヒット！これを皮切りに、アッパーも入れると白鳥が防戦一方に。コーナーに詰めては、2Rとは変わりYA-MANがパンチを当て続ける。フラつきながらも白鳥が応戦すると、YA-MANが咆哮を上げ、さらに打ちまくる。ニヤリと笑う白鳥だが、ボディ3連打からのフックをもらいグラつく。
　最後はYA-MANが白鳥をコーナーに追い詰め連打するとゴング。死力を尽くしたといった様子で両者が抱き合う。YA-MANはセコンドに支えられながらコーナーに戻った。

　ジャッジは3者ともに29-28で白鳥を支持。2Rにダウンを奪った白鳥が勝利、死闘を制した。

白鳥（右）もYA-MANを称えた

　白鳥はマイクで「ちょっとYA-MAN、気持ち強すぎでしょ。最初2Rダウンとったら終わったと思ったのに、フラフラしながら立って、やっぱこの男つえーよ。YA-MAN最高にかっこよすぎでしょ」とYA-MANを称えた。
　続けて「今年ここで再スタートできたんで、12月25日、出させてください」とクリスマス大会出場を直訴した。

　負けたYA-MANもマイクを渡され「イケメンで、強くて、金持ってて、どうやって勝てばいいんですか。誰か教えてください。2R目ダウン取られて、1Rアバラもおれて、2Rたぶん鼻も折れて。イケメンボコボコにするはずが、ブサイクがよりブサイクになっちゃったよ」と自虐し笑いを取る。

両者並んで記念写真に収まった

　しかし「自分の見せたいものは見せれたかな」と一転真面目トーンに。「ザ・マッチで勝ってモチベーションが低くなったんですけど、金稼いでもあまり変わんねーなと思って。人のために生きたいなと思って」と語る。
　今回招待した200人の児童養護施設の子どもたちと、シングルマザーと子どもたちに「僕が伝えたいことは、僕も同じ環境で育って。僕でも活躍できる舞台があるんで。みなさんも活躍できる舞台が絶対にあるんで」と希望を持ってほしいと訴えた。

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