【K-1】軍司泰斗、王座陥落!寺田匠が強烈カーフキックでフェザー級新王者に、武尊の新ジムから誕生
K-1実行委員会
『AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024』
2024年9月29日(⽇)東京・国立代々木競技場第二体育館
▼第15試合 K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R
●軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
延長判定0-3 ※三者ともに9-10
〇寺田匠(team VASILEUS)
※寺田が新王者に
軍司は22年にK-1フェザー級世界最強決定トーナメントを制し、昨年は海外強豪を相手に3連勝。今年3月にRISEフェザー級王者の門口佳佑との王者対決を判定で制し、現在13連勝中と絶好調だ。
対する寺田は『格闘代理戦争』の武尊チーム出身で、20年4月にプロデビュー。昨年11月にはイタリアでISKA世界スーパーフェザー級王者となり、24年2月は『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で冨永武聖に初回TKO勝利した。team VASILEUS所属となり、今年7月に兼田将暉を判定で下し、タイトル挑戦権を手にした。
1R、軍司がステップからパワフルなワンツー、更には強烈ボディをヒットさせる。寺田は執拗な右カーフ、左ミドル、さらには与座キック(奥足への前蹴り)も。ラストは互いにフックを入れあう打ち合いに。
2R、早くも軍司の前足が赤黒く染まっている。 しかし軍司は得意の接近パンチ連打からのヒザ。しかし寺田も左を返しては右カーフを入れ続ける。後半、寺田が前へ出てフック連打で押し込んでゆく。一進一退の展開だ。
3R、寺田が更なるカーフからの左をヒット。軍司の顔が一瞬跳ね上がる。しかし軍司はギアを上げ、右フックを入れ続けると、今度は寺田が止まる。
ラスト1分はフックの相打ち、足を止めての殴り合いだ。更に軍司のヒザに、寺田のカーフ、ハイキック。最後まで打ち合いでゴング。
ジャッジは30-30ドロー、30-29軍司、30-29寺田と1-1のイーブンで延長へ。
延長では、軍司がステップを踏み出しパンチ。しかしワンツーの打ち終わりにスリップし、カーフのダメージか。寺田はブロックしつつ、右カーフで軍司のバランスを再度崩す。軍司は接近して上下のフック。寺田は手が出なくなる。ラスト1分でも軍司の連打は止まらず。最後は寺田も前へ出てパンチを当て印象を残した。
判定は3者ともにカーフを効かせ、ラスト猛攻した寺田が勝利。新王者が誕生した。
寺田は勝利マイクで「3歳から空手を始めて、格闘技しかして来ず、高校にも行けなかった。でもベルトという形に出来て、関わって来た全ての人たちに感謝したい」と頭を下げる。
続けて「team VASILEUSになって、僕だけベルトが無くて、置いていかれたらどうしようと思っていたけど、team VASILEUSが最強なんだと証明できた」とコメント。
記念撮影ではteam VASILEUSの面々、武尊や野杁正明、泣き顔の渡辺雅和トレーナーらと並び笑顔を見せた。
▶︎次ページは【フォト】寺田がフェザー級新王者に!軍司との激闘シーン
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