【RISE】”超新星”宮本芽依が6戦無敗で新王者！小林愛理奈との”流血死闘”制す！

『RISE FireBall Nagoya』
2025年5月11日（日）愛知・ポートメッセなごや第三展示館

▼セミファイナル（第9試合）RISE QUEENミニフライ級（-49kg）タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
●小林愛理奈（王者/FASCINATE FIGHT TEAM/第3代RISE QUEENミニフライ級王者）
延長判定0-3 ※三者とも9-10
〇宮本芽依（挑戦者/KRAZY BEE/同級1位）
※本戦判定は49-48、48-48×2
※宮本が新王座に就く。

【フォト】宮本がダウンも、延長戦を制して王者に！山本美憂らと号泣

　小林は強烈なパンチを持つハードヒッター。23年、11月にerikaをKOし、王座を戴冠。24年5月には小林愛三とのOFGマッチに勝利、10月にはビョン・ボギョンにも勝利して8連勝。しかし同年12月、RISE QUEENフライ級王座を懸けた挑戦でテッサ・デ・コムに判定負けし、2階級制覇達成ならず。

　対する宮本は19年全日本女子ボクシング選手権バンタム級優勝などの経歴があり、プロデビューから5戦全勝のレコード。23年5月にはデビュー戦で、RINAを下すと、数島七海、宮﨑若菜、Melty輝、チャ・ミンジュにも勝利するなど、着実にキャリアを積んでいる。

　1R、小林が右ロー、カーフキック。小林のステップインに、宮本は右ストレートを合わせる。2R、小林は右ローを走らせ、左のボディジャブ、右ストレート。宮本は左ボディフック、ヒザ蹴りを放つが、小林が左フックをヒットさせてダウン奪取。オープンスコアは、1Rはイーブン（10-10）だが、2Rは3者とも10-8で小林を支持する。

　3R、宮本は左ロー、ミドルを蹴りながら、サークリング。小林は左ジャブを突きながら、前進して左フック、ストレートを強打。小林は左アッパー、フックをパンチで攻め続ける。2者が10-9×2で宮本、1者がイーブンに付ける。宮本が1ポイント取り返したため、4Rと5Rを取れば、逆転も可能に。

　4R、ダメージが回復したか、宮本は細かいパンチからヒザ蹴りを見舞う。小林は左フック、ボディ打ちをリターン。お互いにローの蹴り合い。小林がパンチで前に出て下を向けば、宮本はワンキャッチからのヒザ蹴りを返す。

　5R、小林が左右フック、右ストレートで先制。宮本も左フック、右ローで引かず。リング中央で、お互いにフックやローを交換。残り1分ほど、小林が左ボディ打ち、右ロー、宮本が左ミドル、右ハイキックを繰り出した。

　ジャッジは4R、5Rに宮本がポイントを取り返したと判断したか。2者がドローに付けたため、延長戦へ突入する。

　延長1R、小林が左アッパーを何度もヒット、アッパーから左右連打。宮本は、ショートの右フック、右ローをリターン。宮本は左ミドルも混ぜながら、右フックを返す。小林は左フックを強打、宮本は右ローを連打。宮本は大出血。最後はお互いに左右フックの打ち合いを見せた。

　ジャッジは3者とも10-9で宮本を支持。宮本が無敗のまま、大激闘を制して王座を戴冠した。

　宮本は、涙ながらに「こうやってたくさんの方に応援されて、チャンピオンになることができました。一人の力では獲れなかったし、サポートあってのベルトだと思っています。支えてくださった皆さん、応援してくださった皆さん、伊藤代表をはじめ、関係者の皆さんありがとうございました。小林選手ありがとうございました。私がチャンピオンになったからには、私らしいチャンピオンらしさをみんなに伝えられたらと思います」と語った。

※全試合結果はこちら

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