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【全空連】アジア大会 団体組手ペアでV、形は男子が連覇

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2015/09/07(月)UP

形の分解の競技。形どおりに戦わば、を国ごとに自由に表現し競い合う。これは日本チーム。空を歩くように後ろの相手を蹴り、前の相手に蹴りを入れる瞬間

アジア空手道連盟主催、全日本空手道連盟(全空連)主管
第13回アジアシニア空手道選手権大会

団体戦 9月5日(土)6日(日) 横浜文化体育館

 アジア32カ国の18歳以上の精鋭が参加し個人、団体と組手、形で競い合った。
※9月4日、5日の個人戦の試合レポートはこちら

■団体形競技は前回大会に続き日本男子が連覇

まずは3人同じ動きで形を打つ。その後、形の分解に入る

 日本チームは喜友名諒(きゆな・りょう)をはじめとする沖縄の3名が決勝に進んだ。
 形競技は1チーム3人1組で並び同じ形を呼吸と動きを乱れずに合わせて行う。メダルのかかった3位決定戦と決勝戦では、形が終わった後、形の分解競技がある。形の動きの意味は流派によって解釈が多少異なるため、その競技ではその意味をある程度自由に解釈しても良いことになっている。
 そのため、飛び蹴りや投げで相手を空中で回転させたり各国が派手なアクションを取り入れている。

各国の選手も形の分解を自由に表現した

 決勝戦の日本チームの相手はマレーシア。マレーシアが形名クルルンファの形と分解を演じ、日本チームは形名アーナンで形と分解を披露し判定は5-0で日本が勝利した。
 優勝した日本形チームの喜友名は「この形や分解は先生や出場するみんなで話し合って決めました。どこにも出来ないような戦いの演武にしたかったんです。練習した全てが出せました。素直に嬉しいです」と喜びを語った。

男子団体 形 決勝戦 メンバー
喜友名諒(沖縄)
金城 新(沖縄)
上村拓也(沖縄)
 

■団体組手は男子は2大会ぶり、女子は3大会ぶりの優勝。

決勝戦で上段突きを決める先鋒の荒賀龍太郎

男子組手団体戦 
 久しく優勝から遠ざかっていたアジア団体で男女ペア優勝を果たした。
 男子は1回戦台北、2回戦ヨルダン、準決勝ウズベキスタンに先鋒、次鋒、中堅が立て続けに勝ち3-0で圧勝、決勝は前回の団体戦優勝のイランと対戦。先鋒に昨日の個人戦で二連覇を飾った荒賀龍太郎が登場、突きで有効を取り合う接戦を3-2で荒賀が制し日本1勝目、次鋒は昨日75kg級3位の渡邊大輔、ラスト30秒で2ポイントリードされるも突きの有効2本をとり追いつき引き分けに持ち込んだ。

団体選手に選ばれた西村がイラン選手を懐に入らせず勝利

 中堅は昨日84キロ超級で優勝した香川。両者決定打がなく0-0のまま残り2秒で香川の上段突きが入り有効で1ポイント。1-0で日本2勝1分、日本優勝に大手をかけた副将戦には今年の全日本学生王者の西村拳。懐に入らせず相手の重量感ある攻撃を捌いて突きを入れる組手で6-2のポイント差で勝利。大将戦に一度も持ち込まず優勝した。

男子組手表彰式

 キャプテンの香川は「左手を怪我していましたがチームが決勝まで持ってくれたので、これで負けたら帰れないと思って戦いました。個人と団体で2つ勝てて最高です」と語った。

男子団体 組手 決勝戦 メンバー
先鋒:荒賀龍太郎
次鋒:渡邊大輔
中堅:香川幸允
副将:西村拳
大将:篠原 浩人
 

先鋒でこの大会68kg超級で2連覇したハミデと互角に戦い引き分けた川村

女子組手団体戦 
 女子は1回戦でいきなり前回の覇者イランと対戦し事実上の決勝戦。
 女子は3人制で行われる。
 先鋒は昨年の世界学生大会68kg超級優勝の川村菜摘。対するは昨日の個人戦で68kg超級で連覇したイランのハミデ。先制して右上段突きで有効を奪うも残り19秒でハミデに上段突きで有効を奪い返されタイムアップ。強豪ハミデ戦を引き分けに持ち込み、続く中堅戦、昨日68kg超級3位の植草歩は左中段蹴りの技あり(2ポイント)と残り2秒で投げからの下段突きで一本(3ポイント)と5-0で快勝。

足払いからの下段突きを決める染谷香予(左)

 大将の昨日68kg級優勝の染谷香予は残り1分で足払いからの下段突きで一本。たて続けに右上段回し蹴りを相手の後頭部に入れ一本で6-1で圧勝。イラン戦を制した。
 続く準決勝のマレーシア戦では先鋒の川村に代わり染谷香予の妹の染谷真有美(昨日61kg級準優勝)が登場し先鋒戦を引き分けると、中堅の染谷香予が右上段廻し蹴り一本などで6-1で勝利、大将の植草も突きの有効を6回重ね6-1で勝利し決勝に進出した。 

植草歩(左)は蹴りが冴えた

 決勝の台北戦では先鋒の川村が突きの有効で3-0で勝利、中堅の植草はお互い蹴り技で技あり、一本を取り合う展開で6-6で引き分け、続く大将の染谷香予は上段回し蹴りの一本と突きの有効をあわせ10-5で勝利し優勝した。
 キャプテンの染谷香予は「優勝できて嬉しい。キャプテンとして引っ張って勝つという気持ちでやってきました。2日間とても楽しかった。

女子表彰式

普段応援して頂いている方々へ応えられたと思います」とコメントした。

女子団体 組手 決勝戦 メンバー
先鋒:川村菜摘
中堅:植草歩
大将:染谷香予

 

団体戦全結果

男子 団体組手
1.日本
2.イラン
3.タイ
3.ヨルダン

女子 団体組手
1.日本
2.中華台北
3.中国
3.マレーシア

男子 団体形
1.日本
2.マレーシア
3.クウェイト
3.イラン

女子 団体形※前回優勝の日本は怪我のため棄権
1.ベトナム
2.アラブ首長国連邦
3.イラン
3.スリランカ

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