【レベルス】KING強介「RIZINのトーナメントで台風の目になる自信がある」
4月27日(金)東京・後楽園ホールで開催された『REBELS.55』の一夜明け会見が、28日(土)都内にて行われた。
REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級タイトルマッチで、王者KOUMA(33=WSRフェアテックス荒川)を1RでKOして新王者となったKING強介(33=ロイヤルキングス)が会見に出席。試合を振り返った。
「昨日の試合は剛腕対決と言われて、結果1Rで倒し倒されの試合が出来たのでよかったです。どっちが勝ってもおかしくなかった試合でした。ちょっとだけ、たまたま運が良かっただけです。師匠(KING皇兵)の念願のベルトを弟子の僕が獲れていい一日でした」
1RにはKOUMAの左ストレートをもらって倒れたが、レフェリーの判定はスリップ。これが試合の流れに影響したと強介はいう。
「ダウンと言われてもおかしくないタイミングでした。あのスリップをダウンと取られていたら向こうに流れが行っていたかもしれない。紙一重でした。ツイていました。KOUMA選手のパンチは重いというより非常に硬い。ガード越しに右フックを被弾したんですが、このままいってどこかでもらうとまずいなって気持ちはありました。この右は尋常じゃない攻撃力があると感じていました。それで右だけは被弾しないようにやっていたのと、あとヒジが上手かったです。振り回してくるイメージだったんですが、ガードの隙間を抜いてくるのが上手かった。意外と器用な技を使う印象がありましたね」
パンチの距離になると首相撲に持ち込んだが、これは作戦だった。「あそこで打ち合いに突き合うと、多分向こうは攻撃を当ててリズムを取るタイプなので、首相撲で寸断するのも手かなと思いながら。そうすることによってリズムを崩せました」
また、フィニッシュとなった振りかぶって打つようなフックは、前戦の炎出丸戦でもダウンを奪ったパンチで、得意技なのかと聞くと意外な答えが返って来た。「あれは自然と試合で出るパンチなんです。練習しているわけでなく、勝手に出ちゃうんですよ。考えて打っているわけではありません。スパーや試合でしか出ません。ミットでもやるんですが、角度も距離もタイミングも違うんですよね。昔からやっている動きで、本能的に勝手に出るパンチです」
これからについては、「REBELSの看板を背負わせてもらっているからには盛り上げるのが第一。一人ではなくみんなでキック界を盛り上げていけたらと思います。最初はレベルスを荒らしに行くのが目標でしたがその第一段階はクリアーしました。今後はレベルスをもっと盛り上げていけたら。それがキック界の盛り上がりにつながればいいとなと思います」と、レベルスとキック界の盛り上げ役に一役買いたいという。
そこで強介が口にしたのは、「噂で聞くところによると、RIZINでキックボクシングのトーナメントを那須川天心中心にやるみたいなので、僕でよければ出られたらなと思います。トーナメントをかき回す自信がありますし、台風の目にもなれる自信がある。僕が出たら面白くなります。その野心があります」と、RIZINへの参戦だった。
それは打倒・那須川天心ということなのかと聞くと、「いや、それはないです(笑)」と答える強介。「だって、相手は神様的な存在じゃないですか。みんなが狙っている首なので、僕がそれを言ったら同じになってしまいます。そのうち当たればいいな、くらいですかね。口に出したところで簡単にはやれないでしょう。まずは僕の上にいる選手たちを引きずり降ろさないといけない」と、今は口に出せないが狙ってはいるようだ。
最後に強介は「今回の試合が塩試合ではなかったので凄くよかった。勝っても負けてもどっちかが倒れると思っていました。興行として盛り上げるのに一役買えたのがよかったです。面白い試合をしないとお客さんが来てくれないので、お客さんが喜ぶ試合をしないといけないと思っています」とプロ意識を見せた。
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