WBCムエタイのユースがタイ大使館でワイクルー、梅野や名高、MOMOTAROらも来場
2019年4月20日(土)、在東京タイ王国大使館に於いて、次世代のムエタイ選手を育成するWBC(世界ボクシング評議会)ムエタイユースケア主催で、タイよりワイクルーと古式ムエタイの偉大な師匠2名を招聘し、5-18歳のムエタイ選手及びWBCムエタイのチャンピオンたちを招き、ワイクルーの儀式を行った。
バンサーン・ブンナーク駐日タイ王国大使も出席され、
「ムエタイは16世紀から存在したとされる歴史的にも貴重なタイの重要な無形文化財です。師匠に敬意を払うムエタイのワイクルー儀式を、日本で次世代のムエタイ選手たちに紹介することができ、特別な機会であるとともに、とても良い交流ができました。」と述べた。
WBCムエタイユースケアを立上げたナビラック・バックディブミは、
「私たちは、世界中でムエタイに参加しているすべての青年たちの幸せを願い、この企画に取り組んでいます。日本の若い選手たちにムエタイの長い歴史と伝統を伝え、ムエタイの偉大な師匠「クルー(師)ムエタイ」による美しい「ワイクルー」儀式を行い、選手たちが「クルー」に敬意を表すことで、成功へと導かれ、危害や危険から守られ、幸せがもたらされると信じています」と述べた。
また同式典には、元ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級王者で、元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級世界王者の梅野源治、WBCムエタイ世界ミニフライ級王者で先日ルンピニ王者となり、ラジャダムナンと合わせて2つの王者を同時に獲得する快挙を成し遂げた名高エイワスポーツ、元WBCインターナショナル・ファザー級王者のMOMOTAROの3名が来場し、ジュニア選手たちに向けスピーチを述べた。
今後WBCムエタイユースケアは、タイ航空の協力により各国で同様のイベントを展開していく予定。次のイベントは、2019年6月20日にモスクワのタイ王国大使館で開催される。
■WBCムエタイユースケアとは
世界組織であるWBCムエタイの傘下にあり、グローバルネットワークを通して、次世代の偉大な選手たちを育成するとともに、次世代に貴重なムエタイの伝統を伝え、無形文化遺産保存のために、各国でムエタイ青年コミュニティを普及させることに貢献する組織。同じ志をもつスポーツ青年たちの輪を広げていくことを目指すことにより、お互いの関心や技術を共有し、お互いに助け合い、刺激し合うことも目的の一つ。
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