【K-1】武尊戦見すえる村越優汰、8連勝のシャオロンに「倒して勝つ」
6月30日(日)両国国技館で開催される(K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』に出場するK-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰(25=湘南格闘クラブ藤沢)が公開練習を行った。
村越は-58.5kg契約のスーパーファイトで、フォー・シャオロン(中国)と対戦する。シャオロンは中国の格闘技イベント「GLORY OF HEROES」で8連勝の快進撃を続けている強豪だ。
村越は昨年6月に第2代フェザー級王座決定トーナメントを制してベルトを巻いたが、王者としての初陣となったスーパーファイトのアレックス・リーバス戦で判定負けした。
3月には初防衛戦で卜部弘嵩の挑戦を完封で退けたが、村越は「昨年のスーパーファイトの負けを払拭しなきゃいけない気持ちがある。リーバス戦の負けを払拭するためにも、しっかり倒して勝ちたい」と、リーバス戦の悪夢を払拭するKOを見せると意気込む。
今回の対戦相手のシャオロンについて「攻撃をまとめるところが凄い上手いなと思いました。相手がロープに詰まった時に詰めて、しっかり倒しきることが出来ていた。そういう部分は気を抜けないです」と爆発力を警戒する村越。シャオロンは勢いだけでなく、相手の急所を突く冷静さも持ち合わせているが、村越は「技術面であれば自分はそこに自信を持っている。技術で相手に差をつけて上回りたい」とテクニック勝負で負ける気はさらさらない。
サウスポー同士の対決ということで得意の左の三日月蹴りは蹴りにくくなるが「自分は左でも右でもどちらも三日月蹴りが出来る。相手の構えが逆であろうと自分は苦手意識もないし、特に関係はない」とサウスポー対決も問題なし。「右の三日月蹴りでKOを狙う?」と問われると「その可能性もあると思います」とニヤリ。公開練習でもサウスポーから繰り出す左の蹴りだけでなく右の蹴りも織り交ぜつつ、好調をアピールした。
今回の試合はフェザー級の-57.5kgよりも1kg重い-58.5kg契約での試合となる。村越は「K-1に来た目的は武尊選手と戦うこと。武尊選手は-60kgでも試合をしている選手なんで、そこを見据えても今回の試合は大事な一戦だと思います」と語る。
最後に「本当に一戦一戦を大事に、タイトルマッチじゃなくてもベルトがかかってるって気持ちで挑んで、一試合一試合強さを見せて武尊選手まで辿り着きたいと思います。K-1チャンピオンとしてレベルの差をしっかり見せて勝ちたいと思います」と熱く語った。
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