2019/11/03（日）UP
（最終更新：2019/11/03 11:54）

　12月15日（日）東京・大田区総合体育館にて行われる「DEEP 93 IMPACT」の追加カードが発表された。

　まずはDEEPフェザー級 5分3Rで、元DEEPバンタム級王者のDJ.taiki （37=パンクラスイズム横浜）vsオーロラ☆ユーキ（34=KIBAマーシャルアーツクラブ）が対戦する。

DJ.taiki vs オーロラ☆ユーキの一戦が決定

　DJ.taikiは2004年4月にキックボクシングでプロデビュー後、同年10月からはMMA（総合格闘技）に出場。DEEPのほかにもRIZIN、パンクラスに参戦し、シュートボクシングやK-1にも挑んだマルチ格闘家だ。
　2013年4月にDEEPバンタム級王座を奪取も翌年2月に返上。2015年12月RIZINから4連敗を喫していたが、その後２連勝。今年5月にDEEPフェザー級タイトルマッチで王者・弥益ドミネーター聡志に挑んだが2RでTKO負けを喫した。今回が再起戦となる。

　対するオーロラ☆ユーキはこの大会で『DEEPライト級タイトルマッチ』に挑む大原樹里の兄。弟と同様に打撃を得意とし、12年10月には第6回J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会で優勝している。13年からDEEPに参戦し勝ち星を重ねるも前回は柔道家でUFCにも参戦した小見川道大に肩固めで一本負けを喫している。今回が再起戦となるオーロラはツイッターで「格上だと言うことはもちろん、直接的な関わりはないですが、兄弟子で目標にするような存在だったので正直試合するの恐ろしいですが、強い人と戦う事にビビって試合断るくらいならすぐ格闘技やめた方がいいと思うので全力で挑んで勝ちに行きます！」と決意を述べている。

高野優樹（右）が大塚隆史（左）に挑む

　その他追加カードとしてDEEPバンタム級5分3Rに、ハワイで武者修行をしていた高野優樹（29=FIGHT FARM）が2年振りに復帰する。高野は国士舘大学レスリング部出身で14年からDEEPに参戦する選手。プロでのタイトルは無いが、元DEEPバンタム級・フェザー級王者で元WSOF GCバンタム級王者の大塚隆史（33=T GRIP TOKYO）に挑む。

　もう１カードはDEEPフェザー級 5分2Rで佐々木由大（32=トライフォース赤坂）vs 渡辺純（リバーサルジム立川ALPHA）が決定した。
　佐々木はミスターPRIDEと呼ばれた小路晃の元で練習に励み、10年9月のアマチュアDEEPでMVPを獲得。その後、小路晃が富山で経営する「つけめんえびすこ」で働いていたが東京に戻り、朝倉兄弟も指導するトライフォース赤坂で格闘技を再開。久しぶりのDEEP参戦となった昨年12月のDEEP87では敗れたが今年3月のDEEPではKO勝ちを収めた。今大会では期待の新人・神田コウヤにTKO負けを喫した。30歳を過ぎ選手にカムバックした佐々木、何としても今大会で再起したいところだ。

　なお、この大会はタイトルマッチ2戦が既に発表されており、『DEEPメガトン級タイトルマッチ』ではRIZINにも参戦する110kgの王者ロッキー・マルティネス（33=スパイク22）に、115kgの巨漢、誠悟（44=AACC）が挑む。誠悟は09年と13年にメガトン級タイトルに挑んだがいずれも及ばなかった。身長は双方とも178cmと同じ。ド迫力のメガトンの戦いが期待される。

『DEEPライト級タイトルマッチ』では王者・武田光司（24＝BRAVE）vs大原樹里（28＝KIBAマーシャルアーツクラブ）の再戦が決定。両者は10月22日のDEEPライト級王座初防衛戦で対戦。2Rに武田が放ったヒザ蹴りがローブローとなり、試合続行可能な状態まで回復しないため試合終了。テクニカル判定で武田が判定勝ちでライト級王座初防衛となった。武田の再戦のマイクアピールもあり試合が組まれた。