【DEEP】武田光司がテクニカル判定で初防衛、柔道の小見川は打撃でTKO勝利
DEEP事務局
『DEEP 92 IMPACT』
2019年10月22日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第10試合 DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R
○武田光司(BRAVE/DEEPライト級王者)
テクニカル判定3-0 ※20-18、19-19、20-18、19-19、20-18
●大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ/挑戦者)
※武田が初防衛に成功
武田はデビュー8連勝を引っ提げ今年4月にRIZINに参戦するも、元UFC戦士のダミアン・ブラウンにペースを握られ判定負け。その直後に椎間板ヘルニアの手術を受け休養していたが、今回が復帰戦となる。対する大原は40戦以上の戦績を誇り、ここ1年はほぼ全てのDEEP大会に参戦。直近の6月大会には1R62秒で相手をマットに沈めている。
1R、武田は大原をリフトし叩きつけテイクダウン。立った大原を再び持ち上げ投げつけるも、大原はすぐさま立ち上がり右ミドルを放つ。打撃で挑みたい大原へ武田がタックルを仕掛けるも倒しきれないスクランブルの状態が続く。武田はもみ合いの中でケージで右側頭部をカット、金髪が赤く染まる。
2R、タックルでテイクダウンを奪い、バックを取る武田。引きはがしたい大原を何度も投げ捨てるも、スタンドに戻るとリーチに勝る大原が長い左ジャブと右ミドルを放ちやや優勢。武田はタックルで大原をケージに押し込み、両手を腰裏でクラッチした状態でヒザ蹴りを放っていくが、これがローブローになり、2分7秒の時点で中断。
数分間の回復時間が設けられたが、大原が試合続行可能な状態まで回復しないため試合終了。テクニカル判定が行われ、ジャッジ5名のうち3名が武田を支持し、武田のライト級王座初防衛となった。
セコンドに支えられケージから去る大原へ何度も頭を下げた武田は、マイクを握ると「このような結果になってすみませんでした」と観客へも謝罪。「できれば大原選手とベルトをかけてやりたいと思います」の声に、観客からは次に行こうという声も上がったが、笑顔を見せない武田は「今日は会場に来ていただいた皆様ありがとうございました。これからもDEEPをよろしくお願いします」と言葉少なにマイクを切り上げ、ケージを後にした。
▼セミファイナル 第9試合 フェザー級 5分3R
○芦田崇宏(BRAVE)
判定3-0 ※三者とも29-28
●長倉立尚(フリー)
芦田は前DEEPフェザー級王者。打撃・寝技とも得意にする選手で、17年12月大会で上迫博仁を破り第8代フェザー級王者に就いたが、昨年10月に弥益ドミネーター聡志に敗れDEEP王座から陥落。しかし今年3月の『BRAVE FIGHT×GRACHAN』では打撃で圧倒し勝利、再起した。対する長倉はラグビー出身で過去に2度のタイトル挑戦経験を持つ強豪。銀行員だった経歴を生かし、現在は財務コンサルティング会社を経営する起業家の一面も持つ。
速い踏み込みから左フックを振るう長倉へ、ストレート主体で応戦する芦田は徐々にロー、ハイキックを見せペースを作り、リーチに勝る芦田は長いジャブと蹴りで長倉を攻める。2Rには長倉は積極的にタックルを繰り出しテイクダウン。ガードポジションの芦田へパウンド、ヒジを落としていく。芦田は体を離さないように組み、回転し上を取り返しパウンドを落とし返す。
長倉のタックルでテイクダウンを奪われた芦田は、長倉からコツコツとパウンドを落とされる。芦田は背筋のバネで回転するも今度は長倉が耐えバックを取る。強い体幹を活かし何度も長倉をはねつけスタンドに戻った芦田は右フックをヒット。少しぐらついた長倉はタックルを仕掛けるが、芦田の腰にしがみついた状態からパウンドを打たれながら試合終了。要所を締めた芦田がジャッジ三者の支持を受けた。
試合後にマイクを握った芦田は「僕の目標は四角いリングです。RIZINです。高山さんとドン・フライより熱い試合するので、オファーお願いします」と、2002年6月のPRIDEで行われたドン・フライ対高山善廣戦を引き合いに出しながら参戦をアピールした。
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