【ONE】王者ロッタンに前王者ハガティーが敵地でリマッチ「タイでの試合に興奮している」

2020/01/07（火）UP
（最終更新：2020/01/07 23:49）

　1月10日（金）、タイ・バンコクのインパクトアリーナで開催されるONEの今年最初の大会『A NEW TOMORROW』のキックオフイベント及び記者会見が６日、バンコク市内にて行われた。

　メインのタイトル戦に出場するロッタン・ジットムアンノン（タイ）と元同級王者の挑戦者ジョナサン・ハガティー（イギリス）ら６名出席。報道陣とファンの前で意気込みを語り、ミットにムエタイのパンチ、キックを叩き込み快音を響かせた。

　タイトルマッチでロッタンに挑むハガティーは昨年８月にロッタンにダウンを奪われ判定負けし、王座陥落。リベンジし王座奪取を狙う。ハガティーに勝ち王者となったロッタンは10月の日本大会で初防衛、今回は２度目の防衛戦となる。

　ロッタンは二度目の防衛戦に向けいつもの気合いの入った鬼の形相でミット打ちを行った。18年６月に那須川天心とフェザー級で試合をし、その形相で圧力をかけ延長戦にまで追い込んだシーンが思い起こさせる。

　ロッタンは試合に向け「母国タイで今年の最初のメインイベントで防衛戦ができることに光栄に思います。ジョナサン・ハガティーは非常に才能のあるファイターであり、元チャンピオン。最初の戦い（昨年８月）では、ファンのためにすばらしい見せ場を作りました。この再戦でも同じことをするでしょう。また、私は最初の戦いのように、私がより良いファイターであり真のチャンピオンであることを示すと確信しています」と発言。前回のようにダウンを奪って勝利することができるか。

　一方、再戦に挑むハガティーも蹴り、肘打ちとミット打ちを見せ、会見では「タイトルに再び挑戦する機会を与えてくれたワンチャンピオンシップに感謝し、試合を受け入れてくれたロッタンに感謝します。タイで試合ができることに興奮しており、敵地へ訪問するプレッシャーさえ嬉しく思う。ロッタンは素晴らしいチャンピオンだが、ONEフライ級のムエタイ世界王座を取り戻します」と意気込んだ。

　ロッタンは10月の初防衛戦（両国大会）ではウォルター・ゴンサルベス（ブラジル）に大苦戦。判定2-1のスプリット判定で辛くも勝利しているだけにハガティーに勝機はあるだろう。敵地までベルトを取りに来るハガティー。会場でロッタンコールが沸き起こる中、どう戦うのか期待される。

▼ロッタン 、ハガティーらがこのイベントでミット打ちを見せる

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