【ONE】ロッタンがゴンサルベスに苦戦もスプリット判定で初防衛に成功
ONE Championship
『ONE: CENTURY PART II』
2019年10月13日(日)東京・両国国技館
▼コーメインイベント第8試合 フライ級ムエタイ世界タイトルマッチ(61.2kg)3分5R
○ロッタン ・ジットムアンノン(22=タイ)
判定2-1
●ウォルター・ゴンサルベス(21=ブラジル)
ロッタンはムエタイではスアキム、ルンキットといった超一流選手と渡り合い、日本では2018年6月のRISEで那須川天心と激突。那須川がスピードを活かしたヒットアンドアウェイで延長判定で勝利したものの、試合後の那須川は疲労のあまり動けなくなってしまうほどの苦戦を強いられた。今年8月にジョナサン・ハガティの持つONE世界ムエタイフライ級王座に挑戦。持ち前の強烈なプレシャーを活かし2度のダウンを奪取。判定で勝利を収めONE王座を獲得した。初防衛戦で65勝5敗のウォルター・ゴンサルベスを迎える。
1R、ゴンサルベスは細かくスイッチしながら左右のローを放つ。ロッタンは右ローを積み重ねるが、ゴンサルベスの右ハイキックがテンプルにヒットをきっかけにロッタンも打ち合いに応じる。ゴンサルベスは左のオーバーハンドフックを浅くヒットさせると、ロッタンは右ミドルを強く打ち込んでいく。プレッシャーをかけるロッタンが右ストレートからの返しの左フックをゴンサルベスにクリーンヒット。
2R、フックをフルスイングするゴンサルベスだが、ロッタンはかわし左ミドルを連打。左フックの相打ちはロッタンが優勢。ロッタンの左ミドルで右腕が赤く変色させたゴンサルベスが足を使うと、雄叫びを上げロッタンが挑発ジェスチャーを見せる。
3R、直線的に詰めるロッタンは左右のフックを強振。ゴンサルベスも左ミドルをヒットさせ足を使うと、ロッタンはまたもカモンジェスチャーでゴンサルベスを挑発する。両者手を出すようレフェリーから注意を受けるとゴンサルベスも左右のフックで応戦。ケージに詰めたロッタンが右フックをヒットさせゴンサルベスを倒すもフラッシュダウンをとらないONEジャッジによりダウン判定には至らず。
4R、ロッタンの左フックでまたもゴンサルベスが尻もちをつくもノーダウン。ロッタンが三度目のカモンジェスチャーを見せると、ゴンサルベスはお返しとばかりにリフトしロッタンをマットに叩きつける。ロッタンの入り方が左フック一辺倒になり、ゴンサルベスは入り際に右の縦ヒジを合わせる。
5R、プレッシャーをかけるロッタンへ、ゴンサルベスは変則気味な右ハイキックをヒット。下がりながら前蹴り、ジャブで距離を測るゴンサルベスへロッタンはイライラを募らせる。ロッタンは両手をあげ観客をあおるが、ゴンサルベスは乗らずに距離を取る。最後までゴンサルベスがかみ合わせないまま試合終了のゴング。読み上げられたジャッジは1名がゴンサルベス、1名がロッタンとスプリット。最後の1名がロッタンを支持し、フライ級タイトルの初防衛に成功した。
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