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【ヒストリー】ミノワマンがボブ・サップに秒殺一本勝ち、ここからサップ連敗街道が始まる=2009.5.26

2020/05/26(火)UP

”ビースト”サップがミノワマンに敗北。長いトンネルが始まった

 今から11年前の2009年5月26日『DREAM.9』にて[スーパーハルク(無差別級)トーナメント1回戦]が横浜アリーナにて行われた。『DREAM』とは、K-1を運営するFEG(代表:谷川貞治)と2007年で解散したPRIDEスタッフが合同で作ったイベントだ。

 この1回戦にボブ・サップが参戦。2002年にプロ格闘家としてデビュー。k-1のキックルールではアーネスト・ホーストや曙に勝ち、MMAではこれまで田村潔司や高山善廣、ボビー・オロゴンらをパウンドや腕十字で1Rで沈めており、MMA10勝3敗の戦績でリングインした。
一方、ミノワマンもパンクラスをベースにPRIDE、HERO’S、そして2008年にスタートした『DREAM.1』から参戦するプロデビュー12年のベテラン。

 当時、ミノワマンは“超人”ミノワマンとも言われており、試合前の会見でサップは「彼は素晴らしい選手だが、マインドコントロールで自分のことを超人と言っているだけ。ビースト様に(ミノワマンが得意とする)レッグロックやアンクルホールドは極まらないな。ただの一選手にすぎない!」と軽く一蹴、ミノワマンの技は通用しないと豪語していた。一時太ってしまい、2007年6月のK-1では180kgあった体重も(ピーターアーツに膝蹴りで秒殺KO負け)その後、体を絞り2勝、この試合はベストの140kg台まで絞った。

しかし試合の決着は早かった。

 1R、いきなり右ストレートから突進するミノワマン。そのまま片足タックルでテイクダウンを試みるが、サップはそれを押しつぶす。

サップにアキレス腱固めでタップを奪ったミノワマン

 ハーフガードで下になるミノワマンに対して、サップはアームロックを狙いながらマウントポジションへ。しかしミノワマンは背中を見せながら、すぐに身体を反転させてインサイドガードで上になる。ここからミノワマンはパンチを落としつつ、アキレス腱固め! これがガッチリと極まってサップがタップし、ミノワマンの一本勝ち。試合タイムは1R 1分15秒。たった75秒のフィニッシュ勝利だった。

 サップはこの試合後、連敗街道を進んだ。翌月の海外での試合『Ultimate Chaos』でボビー・ラシュリーと対戦し、パウンドにより1R3分17秒でタップ負け。闘争心を見せない試合ぶりに観客からブーイングを浴びた。翌年3月にクロアチアで1勝をあげたが、それ以外は、ほぼ1RでKOかギブアップによる連敗。何かのトラウマか闘争心が消えたのか。いろいろ噂された。

 しかし15年大晦日にRIZINで曙と対戦。かつての闘争心は復活し、サップのパンチの連打で曙は左耳の後ろからの出血で2R途中で試合はストップ。ルールにより、ここまでの判定決着で判定は3-0でサップの勝利。5年9ヶ月ぶりに長い敗戦のトンネルから抜け出した。
 昨年6月、45歳のサップは東京・有楽町にある日本外国特派員協会にて会見を行い、引退試合の計画があると語った。「曙と戦った時のようなインパクトになる」と語ったが果たして開催はいつになるのか。

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