2020/11/20（金）UP
（最終更新：2021/05/15 12:29）

■全日本大会を大胆予想（4P目）

◆Dブロック
注目選手
越智純貴（沖縄支部／2018年　第1回JFKO国際大会中量級第3位）
森田奈男樹（宮本道場／2017年　第4回JFKO全日本大会軽重量級優勝）
工藤昂朗（心温塾／2019年　全関東大会重量級優勝）
加藤大喜（愛知山本道場／2019年　第12回世界大会第3位）

重い下段蹴りを放つ森田（右）

A 　第一シードの加藤がいるブロックだ。他流派推しのBさんとしては、森田を推したいところかな。

B　まあ、そうですね。他流としては、昨年のJFKO全日本中量級ベスト8の工藤もいます。工藤は最近伸び盛りの選手です。

A　工藤は2回戦で湯川智仁（新極真群馬支部／2016年・17年全日本大会ともにベスト8）と当たるよ。総合力的には湯川のほうが強いんじゃないかな。

B　そうかもしれません。ただ、どちらが勝っても加藤には勝てないかなと

A　森田の山には、一昨年の全日本ベスト8の越智がいるね。

B　一昨年の全日本大会では入来負傷があったようですが、下段蹴りで一本勝ちしていますね。越智は気持ちも強く、中量級ながら無差別でも結果を残しています。

見事な上段回し蹴りで秒殺一本勝ちする加藤

A　確かに順当に行けば、準々決勝は森田対加藤だろうが、越智の頑張り次第で変わるだろうね。しかしこれも、どちらにしても加藤が勝つ気がするよ。加藤と森田は、15年のJFKO全日本の準決勝で対決し、本戦で加藤が完勝している。

B　もっとも森田の所属する宮本道場には、Aブロックの大石昌輝が毎週のように出稽古へ来ているのは先ほど言った通りです。大石は昨年のJFKO全日本大会で加藤大喜と対戦し、最終延長の接戦に持ち込んでいるんですね。大石から最近の加藤への対策を授けられていると思いますよ。5年も経って、十分に加藤を下す可能性があると思います。少なくとも、簡単には負けるイメージはないですね。

A　なるほど、森田が勝つ可能性があるとすれば、その対策次第だな。

記者A・Bの予想：加藤大喜

B　優勝はズバリ、誰だと思いますか？

A　加藤か入来だろう。しかし他流派で可能性があるとすると、後藤か大石だろうな。

B　やはり大石は昨年JFKOの加藤との接戦が印象深いです。他流派で優勝するなら大石です。

【女子全日本について】

記者A：今回は男子を中心に語ったけど、女子にも総評的に触れてみようか。女子は前回の新極真の全日本を制した他流派の久保田千尋（21＝久保田道場）の連覇が注目されるけど、加藤大喜の妹でJFKO全日本の中量級を3度制、14年のこの大会を制している加藤小也香(27＝新極真・愛知山本）が久々の優勝で加藤兄妹ペア優勝というのも面白いね。

記者B：先ほど、世界大会の翌年は新しいチャンピオンが誕生するジンクスがあると言いましたが、JFKO全日本軽量級５連覇で、昨年の新極真の世界大会4位の菊川結衣（22=芦原会館）はこの無差別の全日本大会は無冠なんです。昨年の世界大会では久保田に勝ってますし、菊川の優勝を推したいです。

　女子37名のトーナメントの中で多くの他流派やこの3名を脅かしそうな強豪もいるけど、この3名が抜きん出ていると思う。新極真側の王座奪還を果たしてほしいね。

記者Aの予想：加藤小也香　記者Bの予想：菊川結衣

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